2009年11月24日
2009年11月24日放送の「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」にて、スピードワゴンがゲスト出演していた。この日の放送は「本当は怖い声の変化」ということで、加齢により発生がしにくくなる疾患が特集されていた。
実際にあった症例の再現VTRの後に、ゲストたちが発生時間を検査することになった。大和田漠、高橋ジョージ、岩崎宏美、相方の井戸田、山本モナらが次々にクリアしていく中で、ようやく小沢の番になった。
発生を始めると数秒で安定感の無い声になり、8秒で音程がハズれ(15秒発生し続けられたらクリア)、強制終了となった。ただ一人、異常と判断されて、さらにファイバースコープによる検査が行われた。
ファイバースコープで声帯を見ると、発生時にしっかりと声門が閉じず、声門閉鎖不全をきたしていた。さらに、声帯にはいくつかの溝がみられ、「声帯溝症」と診断されていた。これは、その名の通り声帯に溝がみられ、声門がしっかりと閉じないことが問題となり、声がかすれる。
日頃から会話も少なく、さらにヘビースモーカーであることが声に影響していると考えられるが、原因は不明である。本来は高齢者に多い疾患であるが、30代の小沢が「声帯溝症」と診断されていた。
めちゃイケの『歌ヘタ王決定戦』でも「小声過ぎて聴き取れない」といったことがイジられているが、今回のテレビ出演で医学的に「異常がある」と指摘された形になった。
(スピードワゴン小沢 「医学的に声の異常を指摘」)
声帯溝症(声帯皺襞症)とは、声帯遊離縁部に前後に走る溝があり、それが原因で音声障害が起こるものを指します。
そもそも声帯とは、声を出す器官であり、左右の声帯が発声時内転して真ん中で近づき、下方からの呼気流によって振動します。つまり、この声帯が震えることと後、きちんと閉鎖した上で震えることできれいな声が出ます。
ところが、声帯溝症などのように声帯がしっかりと閉じないと、声が掠れてしまうことになります(これを嗄声[させい]と言います)。
このように、「声帯溝症」の症状は嗄声で、喉頭鏡下に声帯遊離縁部に前後に走る溝を認め、声帯縁は弓状に陥凹し、発声時に声門は完全に閉じず紡錘形の隙間がみられます。実際、小沢さんのケースでは、ファイバースコープによる検査で、声帯遊離縁部に前後に走る溝がみられ、発声時に声門は完全に閉じず紡錘形の隙間がみられていました。また、「声帯溝症」であると、仮声帯が代償性に過内転することがあります。
声帯溝症の原因には先天性、長期にわたる炎症の残遺、老人性変化などがあります。溝は多くは両側性で、声帯遊離縁の重層扁平上皮領域にあり、溝の底部は膠原線維が密で血管に乏しいといった特徴があります。
声帯溝症の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
実際にあった症例の再現VTRの後に、ゲストたちが発生時間を検査することになった。大和田漠、高橋ジョージ、岩崎宏美、相方の井戸田、山本モナらが次々にクリアしていく中で、ようやく小沢の番になった。
発生を始めると数秒で安定感の無い声になり、8秒で音程がハズれ(15秒発生し続けられたらクリア)、強制終了となった。ただ一人、異常と判断されて、さらにファイバースコープによる検査が行われた。
ファイバースコープで声帯を見ると、発生時にしっかりと声門が閉じず、声門閉鎖不全をきたしていた。さらに、声帯にはいくつかの溝がみられ、「声帯溝症」と診断されていた。これは、その名の通り声帯に溝がみられ、声門がしっかりと閉じないことが問題となり、声がかすれる。
日頃から会話も少なく、さらにヘビースモーカーであることが声に影響していると考えられるが、原因は不明である。本来は高齢者に多い疾患であるが、30代の小沢が「声帯溝症」と診断されていた。
めちゃイケの『歌ヘタ王決定戦』でも「小声過ぎて聴き取れない」といったことがイジられているが、今回のテレビ出演で医学的に「異常がある」と指摘された形になった。
(スピードワゴン小沢 「医学的に声の異常を指摘」)
声帯溝症とは
声帯溝症(声帯皺襞症)とは、声帯遊離縁部に前後に走る溝があり、それが原因で音声障害が起こるものを指します。
そもそも声帯とは、声を出す器官であり、左右の声帯が発声時内転して真ん中で近づき、下方からの呼気流によって振動します。つまり、この声帯が震えることと後、きちんと閉鎖した上で震えることできれいな声が出ます。
ところが、声帯溝症などのように声帯がしっかりと閉じないと、声が掠れてしまうことになります(これを嗄声[させい]と言います)。
このように、「声帯溝症」の症状は嗄声で、喉頭鏡下に声帯遊離縁部に前後に走る溝を認め、声帯縁は弓状に陥凹し、発声時に声門は完全に閉じず紡錘形の隙間がみられます。実際、小沢さんのケースでは、ファイバースコープによる検査で、声帯遊離縁部に前後に走る溝がみられ、発声時に声門は完全に閉じず紡錘形の隙間がみられていました。また、「声帯溝症」であると、仮声帯が代償性に過内転することがあります。
声帯溝症の原因には先天性、長期にわたる炎症の残遺、老人性変化などがあります。溝は多くは両側性で、声帯遊離縁の重層扁平上皮領域にあり、溝の底部は膠原線維が密で血管に乏しいといった特徴があります。
声帯溝症の治療
声帯溝症の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
13年前、子供たちも独立し、夫婦水入らずで悠々自適の日々を過ごしていたT・Kさん(73)。しかし、それからほどなくして、最愛の夫が死去。彼女は自宅でぼんやり過ごすことが多くなりました。
そんな様子を見かねた娘からの提案で、家を改築し娘家族と2世帯で住むことになったT・Kさん。それから7年後、朝起きがけに声がかすれているような気がし、掃除中にそれまで軽く持てていた花瓶が持ち上がらなくなります。
さらに、買い物に出かけた時、自分でははっきり注文しているつもりなのに、なぜか相手に伝わらなくなったのです。
このような症状がみられ、T・Kさんはなんらしらかの悪性腫瘍を疑って耳鼻咽喉科を受診しました。
そこで検査を受けて、告げられた診断は「声帯萎縮」と、それに伴う「声門閉鎖不全」でした。
「声帯萎縮」とは、喉の奥にある声帯がやせ衰えてくる老化現象のことです。そもそも私たちの声は、肺から出た空気が声帯の隙間を通る際に、細かく振動することで発生します。つまり、声を出すための筋肉である「声帯」を自由自在に操ることで、声を出しているのです。
ところが年を取るにつれ、他の筋肉と同様に、声帯は少しずつやせ細っていきます。すると、二枚の声帯がしっかり閉じなくなり、隙間から空気が漏れ出すことに。その結果、「声のかすれ」や「声が出にくい」といった異変が生じてしまうのです。この状態を「声門閉鎖不全」と言います。
実は「声帯萎縮」は、誰にでも起きる可能性がある、ごく一般的な老化現象に過ぎません。では、どうして彼女は、あそこまで悪化させてしまったのでしょうか。
その原因こそ、極端な会話不足です。声帯を萎縮させるのは、老化だけではありません。あまり使わないことで、萎縮が早く進むと考えられるのです。T・Kさんの場合も、ご主人を失くして以来、会話をする機会が激減。その後、夕食の時の会話こそ増えたものの、24時間のうちのわずかな時間だけ。1日中ほとんど喋らないという生活を7年近く続けた結果、彼女の声帯萎縮は、一気に進行してしまったと考えられるのです。
また、彼女におきた「力が入らない」という症状もせこうした病状と関係あります。というのも、通常、人は吸い込んだ空気を外に漏らさないよう声帯を閉めることで、筋力を最大限に発揮します。しかし、声帯から空気が抜けると、力が入らなくなってしまうというのです。
嗄声(させい[声が掠れる])がみられた場合、特に息漏れの激しい気息性の嗄声であれば、最長音声持続時間を測定します。正常では15秒以上ですが、声門閉鎖不全があれば、数秒程度で発声が停止してしまいます。
また、頸部の断層写真も役に立つことがあります。発声時と吸気時に撮影するとX線上で左右の声帯の運動量の差が観察されます。
また、ファイバースコープを用いた喉頭内視鏡を用いて喉頭を観察することも重要です。吸気および発声をさせて声帯の運動の状態を観察します。完全に不動か、また固定しているのはどの位置か、一側か両側かなど検討します。この内視鏡検査で診断は確定します。
声帯萎縮の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
そんな様子を見かねた娘からの提案で、家を改築し娘家族と2世帯で住むことになったT・Kさん。それから7年後、朝起きがけに声がかすれているような気がし、掃除中にそれまで軽く持てていた花瓶が持ち上がらなくなります。
さらに、買い物に出かけた時、自分でははっきり注文しているつもりなのに、なぜか相手に伝わらなくなったのです。
1)声がかすれる
最初は、朝起きて声が掠れるように自覚していました。その後、日中も声が掠れるようになりました。
2)力が入らない
以前なら持てた壺が、うまく力が入らなくなり、持ち上がらないようになってしましました。
3)声が出にくい
声が出にくく、買い物に行っても上手く伝わりませんでした。自分でははっきりと注文しているつもりでも、店員には聞こえにくいようです。
このような症状がみられ、T・Kさんはなんらしらかの悪性腫瘍を疑って耳鼻咽喉科を受診しました。
そこで検査を受けて、告げられた診断は「声帯萎縮」と、それに伴う「声門閉鎖不全」でした。
声帯萎縮とは
「声帯萎縮」とは、喉の奥にある声帯がやせ衰えてくる老化現象のことです。そもそも私たちの声は、肺から出た空気が声帯の隙間を通る際に、細かく振動することで発生します。つまり、声を出すための筋肉である「声帯」を自由自在に操ることで、声を出しているのです。
ところが年を取るにつれ、他の筋肉と同様に、声帯は少しずつやせ細っていきます。すると、二枚の声帯がしっかり閉じなくなり、隙間から空気が漏れ出すことに。その結果、「声のかすれ」や「声が出にくい」といった異変が生じてしまうのです。この状態を「声門閉鎖不全」と言います。
実は「声帯萎縮」は、誰にでも起きる可能性がある、ごく一般的な老化現象に過ぎません。では、どうして彼女は、あそこまで悪化させてしまったのでしょうか。
その原因こそ、極端な会話不足です。声帯を萎縮させるのは、老化だけではありません。あまり使わないことで、萎縮が早く進むと考えられるのです。T・Kさんの場合も、ご主人を失くして以来、会話をする機会が激減。その後、夕食の時の会話こそ増えたものの、24時間のうちのわずかな時間だけ。1日中ほとんど喋らないという生活を7年近く続けた結果、彼女の声帯萎縮は、一気に進行してしまったと考えられるのです。
また、彼女におきた「力が入らない」という症状もせこうした病状と関係あります。というのも、通常、人は吸い込んだ空気を外に漏らさないよう声帯を閉めることで、筋力を最大限に発揮します。しかし、声帯から空気が抜けると、力が入らなくなってしまうというのです。
声帯萎縮の診断
嗄声(させい[声が掠れる])がみられた場合、特に息漏れの激しい気息性の嗄声であれば、最長音声持続時間を測定します。正常では15秒以上ですが、声門閉鎖不全があれば、数秒程度で発声が停止してしまいます。
また、頸部の断層写真も役に立つことがあります。発声時と吸気時に撮影するとX線上で左右の声帯の運動量の差が観察されます。
また、ファイバースコープを用いた喉頭内視鏡を用いて喉頭を観察することも重要です。吸気および発声をさせて声帯の運動の状態を観察します。完全に不動か、また固定しているのはどの位置か、一側か両側かなど検討します。この内視鏡検査で診断は確定します。
声帯萎縮の治療
声帯萎縮の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
2009年11月23日
「パネルDジャパン」という言葉をご存知だろうか。1950年代から1960年代にかけて「敗戦した日本人の反米感情を押さえる」「日本人が米国文化を肯定するようになる」ことを目的に実行された、アメリカ政府の心理戦略のことである。そして、この戦略にはアメリカで制作された数多くのテレビドラマやコメディーが使用されていた。
大事件が起こるわけでも、ドラマチックな展開があるわけでもないが、「クリーンで理想的な共稼ぎ家庭」が描かれていると幅広い層の視聴者を獲得。見ていて安心できる内容の作品であり、また高視聴率番組であることから、当時売り出し中であった若手俳優や女優らが次々とゲスト出演するようになり、後々ハリウッドで大活躍することになるレオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、ヒラリー・スワンク、そしてジェニー・ガース、マシュー・ペリー、ブライアン・グリーンも登場している。
しかし、番組の成功とはうらはらに裏舞台では様々な問題が生じていた。
長女役のトレイシー・ゴールドは、思春期の成長と共に増加する体重に悩み摂食障害に陥っていた。
しかし、ドラマで笑いをとるために「太ってる」「彼氏がいない」とからかわれ続けていたため重度の拒食症になり、入院するために番組を降板。以降、TVコメディーでは思春期の女性に対しての体重ネタは控えられるようになり、その後放送された『フルハウス』で長女役を演じたキャンディス・キャメロンは「(体重に関しては)みんな、腫れ物に触るようだった」と語っている。
(摂食障害まで!? 『愉快なシーバー家』の知られざる制作秘話)
拒食や過食といった、食行動のコントロールが困難となる疾患を摂食障害といいます。思春期の女性に多いといわれています。一方で、近年では若年例、高年例、男性例が増加しています。
摂食障害には、神経性無食欲症(いわゆる拒食症)と神経性大食症(いわゆる過食症)の2つの病態に大きく分けられます。
神経性無食欲症(拒食症)の方は、無食欲、やせ、無月経を呈し、活動性は亢進し、どんなにやせていても自分がやせているとは思わず(ボディ・イメージの歪みがある)、治療に対して拒否的である状態です。平たく言ってしまえば、「太ってしまうという恐怖があり(実際は痩せている)、栄養を摂るのに必要な食事を拒否してしまっている状態」と言えるでしょう。
このように、やせ願望のために食事を極端に自己制限し、体重減少が著しくなります。無月経などの身体合併症を伴い、危険な状態に至っても肥満恐怖が強く、少量の食事で太るという認知の歪みを認めます。極端な食事制限のみのタイプと、食事制限に加えて、自己誘発嘔吐や下剤、利尿薬乱用を伴うタイプがあります。
心理的な要因として、完全主義や強迫的、依存的、衝動的な性格や自己評価の低さ、自立の葛藤、家族関係などがあげられます。元来から真面目で頑張りやな性格であったり、母娘の関係性があまり思わしくなかったりすることで、起こりやすいとも言われています。
さらに、小児期では神経性無食欲症が多く、発症の若年化が進み初経前の前思春期発症例も増加しています。小児の神経性無食欲症の特徴は、ダイエットではなく不食による体重減少が多い、肥満恐怖ややせ願望を口に出さない、体脂肪が少ないため急激に重篤な状態に陥る危険性があるなどの点があります。
神経性大食症(いわゆる過食症)の方は、短時間内(多くは夜間)に大量の食物をむちゃ食いする点に特徴があり、抑えがたい衝動によってむちゃ食いしてしまいます。また過食後も多くのケースでやせ願望や肥満恐怖があり、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用などがみられます。
ちなみに、極端な過食をしながら、自己誘発嘔吐や下剤,利尿薬乱用などの排出行為を伴うタイプと、運動によって体重増加を防ぐのみで排出行為のないタイプがあります。神経性大食症は肥満恐怖がありますが、極度の体重減少はない点が神経性無食欲症とは異なります。
このように、両者は正反対の病態のようにもみえますが、拒食症が過食症へと変遷したり、過食症が拒食症様の症状を呈したりします。
両者は相互に移行したり重複したりし、連続性のある病態と考えられ、摂食障害として1つにまとめられます。両方とも、体重や体型によって自己評価が極端に左右されるという認知の歪みが認められる点で一致しています。
摂食障害の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
大事件が起こるわけでも、ドラマチックな展開があるわけでもないが、「クリーンで理想的な共稼ぎ家庭」が描かれていると幅広い層の視聴者を獲得。見ていて安心できる内容の作品であり、また高視聴率番組であることから、当時売り出し中であった若手俳優や女優らが次々とゲスト出演するようになり、後々ハリウッドで大活躍することになるレオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、ヒラリー・スワンク、そしてジェニー・ガース、マシュー・ペリー、ブライアン・グリーンも登場している。
しかし、番組の成功とはうらはらに裏舞台では様々な問題が生じていた。
長女役のトレイシー・ゴールドは、思春期の成長と共に増加する体重に悩み摂食障害に陥っていた。
しかし、ドラマで笑いをとるために「太ってる」「彼氏がいない」とからかわれ続けていたため重度の拒食症になり、入院するために番組を降板。以降、TVコメディーでは思春期の女性に対しての体重ネタは控えられるようになり、その後放送された『フルハウス』で長女役を演じたキャンディス・キャメロンは「(体重に関しては)みんな、腫れ物に触るようだった」と語っている。
(摂食障害まで!? 『愉快なシーバー家』の知られざる制作秘話)
摂食障害とは
拒食や過食といった、食行動のコントロールが困難となる疾患を摂食障害といいます。思春期の女性に多いといわれています。一方で、近年では若年例、高年例、男性例が増加しています。
摂食障害には、神経性無食欲症(いわゆる拒食症)と神経性大食症(いわゆる過食症)の2つの病態に大きく分けられます。
神経性無食欲症(拒食症)の方は、無食欲、やせ、無月経を呈し、活動性は亢進し、どんなにやせていても自分がやせているとは思わず(ボディ・イメージの歪みがある)、治療に対して拒否的である状態です。平たく言ってしまえば、「太ってしまうという恐怖があり(実際は痩せている)、栄養を摂るのに必要な食事を拒否してしまっている状態」と言えるでしょう。
このように、やせ願望のために食事を極端に自己制限し、体重減少が著しくなります。無月経などの身体合併症を伴い、危険な状態に至っても肥満恐怖が強く、少量の食事で太るという認知の歪みを認めます。極端な食事制限のみのタイプと、食事制限に加えて、自己誘発嘔吐や下剤、利尿薬乱用を伴うタイプがあります。
心理的な要因として、完全主義や強迫的、依存的、衝動的な性格や自己評価の低さ、自立の葛藤、家族関係などがあげられます。元来から真面目で頑張りやな性格であったり、母娘の関係性があまり思わしくなかったりすることで、起こりやすいとも言われています。
さらに、小児期では神経性無食欲症が多く、発症の若年化が進み初経前の前思春期発症例も増加しています。小児の神経性無食欲症の特徴は、ダイエットではなく不食による体重減少が多い、肥満恐怖ややせ願望を口に出さない、体脂肪が少ないため急激に重篤な状態に陥る危険性があるなどの点があります。
神経性大食症(いわゆる過食症)の方は、短時間内(多くは夜間)に大量の食物をむちゃ食いする点に特徴があり、抑えがたい衝動によってむちゃ食いしてしまいます。また過食後も多くのケースでやせ願望や肥満恐怖があり、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用などがみられます。
ちなみに、極端な過食をしながら、自己誘発嘔吐や下剤,利尿薬乱用などの排出行為を伴うタイプと、運動によって体重増加を防ぐのみで排出行為のないタイプがあります。神経性大食症は肥満恐怖がありますが、極度の体重減少はない点が神経性無食欲症とは異なります。
このように、両者は正反対の病態のようにもみえますが、拒食症が過食症へと変遷したり、過食症が拒食症様の症状を呈したりします。
両者は相互に移行したり重複したりし、連続性のある病態と考えられ、摂食障害として1つにまとめられます。両方とも、体重や体型によって自己評価が極端に左右されるという認知の歪みが認められる点で一致しています。
摂食障害の治療
摂食障害の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
読売新聞の医療相談室で、以下のような相談がなされていました。
この相談に対して、市立札幌病院眼科部長である竹田宗泰先生は以下のようにお答えになっています。
網膜静脈分枝閉塞症(branch retinal vein occlusion;BRVO)とは、網膜静脈の分枝に閉塞が起こり、扇状、火焔状の網膜表層出血、網膜浮腫を来す疾患です。
閉塞は動静脈の交差部に起こることが多く、閉塞領域が黄斑部に及んだ場合や黄斑浮腫を合併した際には、視力障害、視野障害を自覚するようになります。
原因としては、高血圧が危険因子となります。これは、網膜の動静脈が交差する部位は血管壁が共通であるために動脈硬化が静脈に波及しやすいからといわれています。また、交叉現象は上耳側に生じやすいため、本症は上耳側静脈域に好発します。
病態としては、動静脈交叉が多い上耳側静脈域の出血が多く、閉塞部位の末梢側で静脈が拡張して透過性が亢進し、出血や浮腫を生じ、綿花様白斑を生じます。この際生じた出血は、数ヶ月で出血は吸収されます。
静脈は白線化し、硬性白斑が残る網膜静脈分枝閉塞症では動静脈交叉にて静脈の閉塞と出血が生じるとともに、それより末梢では毛細血管が閉塞して無血管野となります。こうした病態には、動静脈交叉現象が関係していると考えられています。
動静脈交叉現象とは、高血圧性網膜症において、動静脈はその交叉部において外膜を共有しているために動脈壁が肥厚すると静脈が圧迫されて閉塞します。これより抹消では血液の鬱滞と出血が生じます。交叉現象は上耳側に多いとされています。このため、上記のとおりの好発部位が生じると考えられます。
無血管野領域とは、出血を来たした部位の網膜は毛細血管が閉塞し、のちに無血管野となるとされる。無血管野からは新生血管が増生することになります。
網膜静脈閉塞症のリスクファクターとしては、以下のような既往歴患者が当てはまるとされています。すなわち、緑内障(眼圧異常)、糖尿病、高血圧、血液疾患があります。合併症としては、硝子体出血、血管新生緑内障、網膜剥離があります。
症状としては、霧視感が網膜静脈閉塞症の主たるものになります。これは黄斑部に液の過剰漏出が起こるためです。黄斑部とは網膜の中心であり、中心視力に関係する。黄斑部が過剰の漏出で腫れたら、かすんで見にくくなります。
飛蚊症も起こり、これは視界をさえぎる暗い点状の影です。網膜血管が正常に働かない時、網膜には異常血管(新生血管)が生えてきますが、これは破壊しやすいため、硝子体の中へ血液やその他の液性成分が漏出し、結果、飛蚊症の原因となります。
眼痛も起こることがあります。高度の網膜中心静脈閉塞症にときどき起こります。これは血管新生緑内障と呼ばれ、眼圧が著しく高くなるために起こり得ます。
検査としては、眼底を診察の後、血液検査や蛍光眼底検査を行う。蛍光眼底検査では、眼底の血管からの色素の漏出や血管の閉塞を調べる。また、潜在する全身疾患の状態を知るため、内科受診を勧める場合があります。
網膜静脈分枝閉塞症の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
右目の視力が0・1まで下がり、医療機関を受診したところ、「網膜静脈分枝閉塞症」と診断されました。どのような病気ですか。(79歳男性)
この相談に対して、市立札幌病院眼科部長である竹田宗泰先生は以下のようにお答えになっています。
目に入った光が焦点を結ぶ膜を網膜と言い、そこの静脈が詰まる病気を「網膜静脈閉塞症」と言います。静脈は枝分かれしていて、その部分が詰まるのが「網膜静脈分枝閉塞症」です。
静脈が詰まると、そこまで流れてきた血液がたまって出血し、網膜に浮腫が生じます。網膜の中心にある「黄斑」にまで浮腫が及ぶと、視力低下やゆがみなどの症状が出ます。
また、太い静脈が詰まると、網膜が酸素不足になり、新しい血管が発生します。この血管は細くてもろく、そこから眼球内部の硝子体に出血したり、網膜剥離を起こしたりします。
主な原因は動脈硬化です。生活習慣の改善や服薬により、血圧やコレステロール、また、糖尿病の場合は血糖値を管理することが必要です。その上で、いくつかの治療法があります。
網膜静脈分枝閉塞症とは
網膜静脈分枝閉塞症(branch retinal vein occlusion;BRVO)とは、網膜静脈の分枝に閉塞が起こり、扇状、火焔状の網膜表層出血、網膜浮腫を来す疾患です。
閉塞は動静脈の交差部に起こることが多く、閉塞領域が黄斑部に及んだ場合や黄斑浮腫を合併した際には、視力障害、視野障害を自覚するようになります。
原因としては、高血圧が危険因子となります。これは、網膜の動静脈が交差する部位は血管壁が共通であるために動脈硬化が静脈に波及しやすいからといわれています。また、交叉現象は上耳側に生じやすいため、本症は上耳側静脈域に好発します。
病態としては、動静脈交叉が多い上耳側静脈域の出血が多く、閉塞部位の末梢側で静脈が拡張して透過性が亢進し、出血や浮腫を生じ、綿花様白斑を生じます。この際生じた出血は、数ヶ月で出血は吸収されます。
静脈は白線化し、硬性白斑が残る網膜静脈分枝閉塞症では動静脈交叉にて静脈の閉塞と出血が生じるとともに、それより末梢では毛細血管が閉塞して無血管野となります。こうした病態には、動静脈交叉現象が関係していると考えられています。
動静脈交叉現象とは、高血圧性網膜症において、動静脈はその交叉部において外膜を共有しているために動脈壁が肥厚すると静脈が圧迫されて閉塞します。これより抹消では血液の鬱滞と出血が生じます。交叉現象は上耳側に多いとされています。このため、上記のとおりの好発部位が生じると考えられます。
無血管野領域とは、出血を来たした部位の網膜は毛細血管が閉塞し、のちに無血管野となるとされる。無血管野からは新生血管が増生することになります。
網膜静脈閉塞症のリスクファクターとしては、以下のような既往歴患者が当てはまるとされています。すなわち、緑内障(眼圧異常)、糖尿病、高血圧、血液疾患があります。合併症としては、硝子体出血、血管新生緑内障、網膜剥離があります。
網膜静脈分枝閉塞症の診断
症状としては、霧視感が網膜静脈閉塞症の主たるものになります。これは黄斑部に液の過剰漏出が起こるためです。黄斑部とは網膜の中心であり、中心視力に関係する。黄斑部が過剰の漏出で腫れたら、かすんで見にくくなります。
飛蚊症も起こり、これは視界をさえぎる暗い点状の影です。網膜血管が正常に働かない時、網膜には異常血管(新生血管)が生えてきますが、これは破壊しやすいため、硝子体の中へ血液やその他の液性成分が漏出し、結果、飛蚊症の原因となります。
眼痛も起こることがあります。高度の網膜中心静脈閉塞症にときどき起こります。これは血管新生緑内障と呼ばれ、眼圧が著しく高くなるために起こり得ます。
検査としては、眼底を診察の後、血液検査や蛍光眼底検査を行う。蛍光眼底検査では、眼底の血管からの色素の漏出や血管の閉塞を調べる。また、潜在する全身疾患の状態を知るため、内科受診を勧める場合があります。
網膜静脈分枝閉塞症の治療
網膜静脈分枝閉塞症の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む


