2008年04月

2008年04月29日

心筋梗塞で入院していた C-C-B関口誠人さん

18年半ぶりに再結成した3人組バンド「C−C−B」のギタリスト・関口誠人(48)が昨年3月に心筋梗塞(こうそく)で入院していたことが28日、分かった。この日、東京・表参道FABで行われた再結成ライブの会見で、本人が明らかにしたもの。同時に、5月から東名阪でのライブツアー(全3公演)の開催も発表。関口は「ステージ上で死ねるなら本望。いけるところまでいきたい」と闘志を燃やした。

会見も、終わりに差しかかったころだった。関口は「心臓を少し悪くしまして。昨年、心筋梗塞になりました」と告白。本人は気にしている様子もなく、あっさりと告げたため、報道陣もしばらくあっけにとられた。続けて東名阪でのライブツアーに向けて「ステージ上で死ねるなら本望。いけるところまでいきたい」と宣言。「僕が先(87年)に脱退しちゃったんで、なかなか(再結成しようと)言えなくて。まだかまだかと思っていた」と、18年半ぶりの再結成を心から喜んだ。

事務所関係者によると、関口は昨年3月に発症し、3週間ほど入院した。現在も定期的に通院を続けているが、健康状態に問題はないという。解散後、18キロ以上体重が増えたため「メタボ対策を実行しているところ」(関係者)と話している。
(C−C−B関口、心筋梗塞だった)


心筋梗塞とは、心臓が栄養としている冠動脈の血流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態です。

冠動脈が閉塞する原因としては、やはり冠動脈の粥状動脈硬化(アテローム硬化)による狭窄が基礎にあります。粥状動脈硬化(アテローム硬化)とは、脳や心臓などの太い動脈内にコレステロールなどが沈着し、粥状のかたまりができて血管内が細くなった状態です。

具体的には、冠動脈内膜下に形成された粥腫(血管壁にたまったコレステロールが、血管の内側にこびりついたもの)が破綻し、 血小板が凝集して冠動脈血栓の形成が起こり、結果として冠動脈が完全閉塞して起こると考えられています。

心筋梗塞を引き起こす要因としては、喫煙や高コレステロール血症(特に高LDLコレステロール血症)、糖尿病や高血圧であるといわれています。メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の人はそうでない人に比べて、心筋梗塞など心臓血管系の病気になる危険性が男性で約2.5倍、女性で約1.8倍になるとされています。

現に、心筋梗塞は日本には比較的少ないといわれてきましたが、食生活の向上や生活様式の欧米化に伴って急激に増加しつつあるといいます。厚労省の死因解析から、虚血性心疾患の死亡数は約8万人と推測され、病理的な検討から30%の致命率であると考えられています。よって、日本全体では約25万人の急性心筋梗塞症の発症が推測されていますが、今後も増加すると推測されます。

特徴的な症状としては、狭心痛(胸が締め付けられるような痛み)を生じます。「痛い」よりも「胸が苦しい」「重い感じがする」など、締め付けられる(絞扼感)を訴えることが多いといわれています。

通常、狭心症では胸痛の持続時間は数分程度でおさまりますが、安静にしていても30分以上胸痛の持続する場合は急性心筋梗塞を疑います(通常30分以上持続する前胸部の強度の胸痛や絞扼感で、恐怖や不安感を伴う)。

中には心窩部・背部痛呼吸困難、悪心・冷汗・失神などの非典型的な症状を訴えることもあります。悪心・嘔吐などの消化器症状も伴うことがあるため、胆石症、胃・十二指腸潰瘍などとの鑑別が必要になることもあります。高齢者や脳梗塞、糖尿病を有する患者さんでは、無痛性に発症することもあります。その結果、放置してしまうケースもあります。

また、関連痛といって、疾患のある臓器以外の部位に出現する痛みが生じることがあります。具体的には、胃の痛みを中枢へと伝える神経と、心臓の痛みを伝える神経が近い位置にあるため、誤って「胃の痛み・不快感」として伝えられてしまったような状態です(共通の神経で痛覚が脳へ伝達されるために起こると考えられている)。

診断方法や治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む

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2008年04月27日

心臓発作で突然死した40歳男性 原因はカフェイン過剰摂取?

イギリスである40歳の男性が、夜間の仕事中に突然心臓発作を起こして死亡した。この男性は毎晩多量のスタミナドリンクを飲んでおり、それが突然死の原因ではないかと疑われている。イギリスのメディア「デイリーテレグラフ」が24日の報道で伝えた。

伝えられたところによると、男性は2003年から死亡時の2006年9月まで、イギリス国内のあるスーパーで働いていた。男性は毎日夜間のシフトで仕事をしている際、大量のスタミナドリンクを飲んでいたという。死亡した当日の夜は、少なくとも4缶も飲んでいたということだ。

伝えられたところによると、男性が飲んでいたスタミナドリンクにはコーヒー1杯に相当する量のカフェインが含まれている。ドリンクを製造しているメーカーは、ドリンクは実験で安全な飲料であることが証明されているとしているが、1日に2缶を超えた量を飲まないように、とも注意を呼びかけている。
(「スタミナドリンク」がぶ飲みした男性が謎の突然死)


心臓発作は心臓発症ともいい、急性心筋梗塞、不安定狭心症あるいは突然死など、きわめて重篤な病態が突然に発症することを指します。多くは、突然の冠血流量低下による心筋虚血や、重篤な不整脈が原因で起こると考えられます。

上記の原因が、本当にカフェインの大量摂取によるものなのかは分かりませんが、過量投与により、循環器症状(不整脈、血圧上昇など)、精神神経症状(痙攣、昏睡)、呼吸器症状(呼吸促進、呼吸麻痺など)の増悪を起こすことがあります。

一般的に、コーヒー1杯に100〜150mgのカフェインが含まれていますので、亡くなった男性は、毎日400〜600mgも摂取していたと考えられます。

たしかに、カフェインは大脳皮質を中心として中枢神経系を興奮させ、脳幹網様体の賦活系を刺激することにより知覚が鋭敏となり、精神機能が亢進されて眠気・疲労感が除去されるという作用があります。

そのため、眠気や倦怠感を訴える患者さんに投与されることもあります(1回0.1〜0.3g 1日2〜3回)。無水カフェインとして、一般消費者向けの総合感冒薬に入っていることが多いです(催眠性の強い抗ヒスタミン剤の副作用を緩和する目的)。

ですが、1g以上の摂取は、思考が混乱したり、不整脈などを生じ、10g以上では痙攣発作や死に至る可能性もあります。

中枢神経系以外の作用としては、以下のようなものがあります。  続きを読む

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画像診断により、左顎下に5mmの唾石が発見された56歳女性

読売新聞の医療相談室で、以下のような相談がなされていました。
数年前から、時折あごの下が腫れます。痛みはありません。画像診断で、左あご下に5mm大の唾石が見つかりました。手術でとるべきか、様子をみるべきか迷っています。(熊本・56歳女性)

この相談に対して、NTT東日本関東病院・歯科口腔外科部長である斎藤健一先生は、以下のようにお答えになっています。
唾液を分泌する唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺からなる大唾液腺と小唾液腺からなります。ここに、唾液の成分のカルシウムが固まり結石が出来ると「唾石」という病名で呼ばれます。唾石のほとんどは、あごの下にある顎下腺にできます。

顎下腺に唾石が多い理由は、この腺の唾液が耳下腺や舌下腺の唾液に比べて、粘りが強いこと、唾液を口の中に出す管(導管)がやや長いことなどが考えられます。

唾石があると、とりわけ食事をした時に、分泌された唾液の流出が唾石によって妨げられるために、顎下腺の腫れや痛みなどが起こります。

唾石は、徐々に大きくなります。それに伴って腫れや痛みが増します。感染を起こす場合もあるので、顎下腺の腫れなどの症状が出たときには、治療を考えた方が良いと思います。

唾液腺導出管に石灰塊(これが唾石です)が形成された状態を、唾石症といいます。唾石は、導出管に侵入した異物・細菌などが核になって、これに炭酸カルシウムやリン酸カルシウムなどの石灰が沈着して、形成されます。

大唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺に分けられますが、唾石は顎下腺に多く(約80%)、耳下腺は少ない(約15%)といわれています。大きくなり導出管を閉塞すると、摂食時に激痛(唾疝痛)、唾液腺の腫大を認めます。

食事をしているとき、突然の仙痛および顎下腺の腫脹がくるのが典型的です。結石により唾液の流れが悪くなるため、二次感染が起こり、顎下腺の腫脹や疼痛をきたすといわれています。ですが、発作を繰り返すと、この典型症状がしだいに軽減することが多いようです。

導出管内に結石がある場合、管内唾石といい、唾液腺内にある場合、腺内唾石といいます。その中間にある場合、移行部結石といいます。管内および移行部唾石の場合、双指診で口腔底のワルトン管に沿って唾石を発見できることが多いようです。腺内唾石の診断には、単純X線、下顎部パノラマ断層などで唾石を認めることがあります。

治療に関しては、斉藤先生は以下のようにお答えになっています。続きを読む

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女性ホルモン投与で、女性の豊胸は可能か?

読売新聞の医療相談室で、以下のような相談がなされていました。
胸が小さいので、ずっと悩み続けています。女性ホルモンを服用すると副作用で胸が大きくなると聞きました。豊胸の目的で、女性ホルモンを服用することはできるのでしょうか。(埼玉・47歳女性)

この相談に対して、日本家族計画協会(クリニック所長)である北村邦夫先生は、以下のようにお答えになっています。
乳房は9割の脂肪と1割の乳腺で構成されています。妊娠すると乳房が一回り大きくなるのは育児に備えての一時的な反応であって、授乳をやめれば元のサイズに戻ってしまいます。

性同一性障害で治療を希望する男性が女性ホルモンを服用すると乳房が大きくなることが知られているために、女性であっても同様のことが起こるのではないか、と考えるのは至極当然です。

しかし、この時に男性が服用する女性ホルモンの量は、女性が避妊などの目的で使う低用量経口避妊薬(ピル)の10倍近くもあります。男性ホルモンが優位な男性だから、さほど副作用も表れませんが、女性では激しい嘔吐や不正性器出血などの副作用が表れ、とても飲める量ではありません。このように、豊胸目的で女性ホルモンを服用することには無理があるのです。

女性ホルモンとしては、エストロン、エストラジオール、エストリオールなど約30種の天然エストロゲンが発見されており、それらと同様の生物学的活性を有する多くの合成エストロゲンが作られています。エストロン0.1μgのもつ生物学的作用を、1IU(国際単位)としてエストロゲンの生物学的活性の単位として示しています。

エストロゲンは、主として卵巣から分泌されますが、副腎、胎盤、脂肪組織などからも分泌されます。エストロゲンの機能としては、その受容体を介して働き、思春期では子宮、腟、外陰、乳房などの発育を促し、二次性徴の発現に重要な役割を果たしています。その後、成熟女性になると、プロゲステロンとともに一定の性周期を成立させ、腟粘膜の変化や子宮内膜の増殖を促します。

臨床的に用いる場合、以下のようなことがいえると思われます。続きを読む

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