2012年02月
2012年02月26日
活動休止中のアカペラグループ、RAG FAIRの“おっくん”こと奥山政佳(33)が「左特発性顔面神経麻痺」と今月20日に診断され、現在も治療のため入院していることがわかった。

28日に名古屋市内で出演予定だったライブイベント『松永貴志 featuring 奥村政佳』は開催中止が決まり、奥山は公式サイトで謝罪とともに「生まれて初めての入院生活ですが、順調に治療も進んでいますので安心して下さい」とコメントしている。
22日にライブ中止を公式サイトで発表したのに続き、25日には自身のブログで「原因ははっきりとはわからないものだそうですが、いろんなストレスで抵抗力が弱まったときになる人が多いらしく、震災から1年という区切りを前にどれも大切にしたいことが、色々立て込んでしまったというのも正直なところです」と経緯を報告。
「左半分の顔に力が入らない状況」といい「まぶたも閉じないし、おでこ、鼻、唇も。歯医者で歯を抜いた直後の違和感がずっと続くみたいな感覚。寝るときも目が閉じないし、シャワーのときも困ります。幸い聴覚は正常だけど、味もなんだかヘンだし、ごはんは噛めば噛むほどお口が勝手に右へ行きたがるし、左頬はリスみたいにたまるので、これがちょっとツラいです。鏡の前で一生懸命リハビリ中」と現状を明かした。
奥村は「ステロイドの集中的な点滴と投薬をしているので、退院予定の3月あたまくらいまでは病院。ストレスは良くないらしいのですが、あまり暇なのが僕はストレスなので…どうしましょうねぇ(笑)」と冗談を綴る余裕も生まれ、「病室外交はおかげさまでスムーズ!お友達も沢山出来ました。そのあたり、いたって気持ちは元気なのでご心配なく!」と明るく呼びかけている。
(RAG FAIRおっくん「左特発性顔面神経麻痺」で入院)
顔面神経麻痺とは、顔面神経の支配する顔の表情筋の麻痺が起こった状態を指します。これが中枢性の麻痺か末梢性の麻痺かを知ることが重要となります。脳幹橋部にある顔面神経核で起こる麻痺(中枢性)と、核を起源とし顔面神経支配筋に至る核下性の障害(末梢性)で出現するものに分かれます。
たとえば、突然ないし急性に発現するのは、中枢性の顔面神経麻痺ではテント上あるいは橋上部までの脳幹の脳血管障害(脳梗塞,脳出血)が多く、麻痺の出現は片側性となります。
末梢性の場合は、上記のようにBell麻痺がほとんどで、時に帯状疱疹ウイルス感染や糖尿病に伴うものがあり、この場合も原則として片側性です(Bell麻痺患者では約1割に再発がみられ、40%は同側、60%は対側に発生する)。ウイルス感染の場合、水痘帯状ヘルペスが原因であり、Ramsay Hunt(ラムゼイ・ハント)症候群として分けられます。
中でも、顔面神経専門外来の約40%を占めるとされるのが、原因不明の急性一側性(稀に両側性)の末梢性顔面神経麻痺であるBell(ベル)麻痺です(末梢性顔面神経麻痺の約7割を占めるといわれる)。
末梢性の顔面神経麻痺である場合、
これらの臨床徴候の組み合わせから、病巣の部位診断がある程度可能となります。
こうした顔面の麻痺が突然ないし急性に発現したか、徐々に発症したか、また片側性か両側性かは、病気の原因となっている病変を推定する際に有用な情報となります。
治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む

28日に名古屋市内で出演予定だったライブイベント『松永貴志 featuring 奥村政佳』は開催中止が決まり、奥山は公式サイトで謝罪とともに「生まれて初めての入院生活ですが、順調に治療も進んでいますので安心して下さい」とコメントしている。
22日にライブ中止を公式サイトで発表したのに続き、25日には自身のブログで「原因ははっきりとはわからないものだそうですが、いろんなストレスで抵抗力が弱まったときになる人が多いらしく、震災から1年という区切りを前にどれも大切にしたいことが、色々立て込んでしまったというのも正直なところです」と経緯を報告。
「左半分の顔に力が入らない状況」といい「まぶたも閉じないし、おでこ、鼻、唇も。歯医者で歯を抜いた直後の違和感がずっと続くみたいな感覚。寝るときも目が閉じないし、シャワーのときも困ります。幸い聴覚は正常だけど、味もなんだかヘンだし、ごはんは噛めば噛むほどお口が勝手に右へ行きたがるし、左頬はリスみたいにたまるので、これがちょっとツラいです。鏡の前で一生懸命リハビリ中」と現状を明かした。
奥村は「ステロイドの集中的な点滴と投薬をしているので、退院予定の3月あたまくらいまでは病院。ストレスは良くないらしいのですが、あまり暇なのが僕はストレスなので…どうしましょうねぇ(笑)」と冗談を綴る余裕も生まれ、「病室外交はおかげさまでスムーズ!お友達も沢山出来ました。そのあたり、いたって気持ちは元気なのでご心配なく!」と明るく呼びかけている。
(RAG FAIRおっくん「左特発性顔面神経麻痺」で入院)
顔面神経麻痺とは
顔面神経麻痺とは、顔面神経の支配する顔の表情筋の麻痺が起こった状態を指します。これが中枢性の麻痺か末梢性の麻痺かを知ることが重要となります。脳幹橋部にある顔面神経核で起こる麻痺(中枢性)と、核を起源とし顔面神経支配筋に至る核下性の障害(末梢性)で出現するものに分かれます。
たとえば、突然ないし急性に発現するのは、中枢性の顔面神経麻痺ではテント上あるいは橋上部までの脳幹の脳血管障害(脳梗塞,脳出血)が多く、麻痺の出現は片側性となります。
末梢性の場合は、上記のようにBell麻痺がほとんどで、時に帯状疱疹ウイルス感染や糖尿病に伴うものがあり、この場合も原則として片側性です(Bell麻痺患者では約1割に再発がみられ、40%は同側、60%は対側に発生する)。ウイルス感染の場合、水痘帯状ヘルペスが原因であり、Ramsay Hunt(ラムゼイ・ハント)症候群として分けられます。
中でも、顔面神経専門外来の約40%を占めるとされるのが、原因不明の急性一側性(稀に両側性)の末梢性顔面神経麻痺であるBell(ベル)麻痺です(末梢性顔面神経麻痺の約7割を占めるといわれる)。
末梢性の顔面神経麻痺である場合、
・前頭筋麻痺:麻痺側では額のしわの消失がみられ、中枢性ではこれが保たれる。
・眼輪筋麻痺:開眼が不完全となる。閉眼不全が高度になると閉眼時に白眼が残り兎眼となる。角膜反射は低下する。
・口輪筋麻痺:浅い鼻唇溝、口角下垂などがみられる。口を閉じて頬を膨らませることができず患側から息がもれる。口から食べ物が漏れる。
・広頸筋麻痺:口を横に広げると患側の広頸筋の収縮がみられない。
・アブミ骨筋神経の麻痺の合併:音が響く、聴覚過敏など
・涙液・唾液分泌低下
・鼓索神経麻痺の合併:麻痺側の舌の前2/3の味覚低下
これらの臨床徴候の組み合わせから、病巣の部位診断がある程度可能となります。
こうした顔面の麻痺が突然ないし急性に発現したか、徐々に発症したか、また片側性か両側性かは、病気の原因となっている病変を推定する際に有用な情報となります。
治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
2012年02月08日
元TBSアナウンサーでラジオパーソナリティの小島慶子(39)がインフルエンザに罹患(りかん)し、休養していることが8日わかった。

所属事務所によると、きのう7日から休養しており、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『小島慶子 キラ☆キラ』(毎週月〜金曜 後13:00〜15:30)は、今週いっぱいお休みするとしている。
小島は同日付けのツイッターで「たくさんのお見舞いツイート有難うございます。次男の看病で感染したようです。ワクチンに加え、次男発症と同時にリレンザの予防内服もしましたが、やられました」と報告。
さらに「医師曰くA型もB型も流行っており家族で感染も多いとのこと。解熱後の周囲への感染の可能性もあるので、今週いっぱい休養致します」と明かしている。
また、きょう放送の『キラ☆キラ』は、同局の水野真裕美アナウンサーが代理を務めている。
(小島慶子がインフルエンザで休養 ラジオ『キラ☆キラ』は今週いっぱい欠席)
インフルエンザとは、A型(香港型H3N2・ソ連型H1N1)およびB型インフルエンザウイルスの感染による急性呼吸器感染症です(C型は小児期に感染し、呼吸器感染症の原因となる。ただし、明確な流行の形をとらない)。
1〜2日の潜伏期の後、突然の発熱(>38℃)、頭痛、全身の筋・関節痛などで発症し、鼻汁・鼻閉や咽頭痛、咳嗽などの呼吸器症状を呈します。
通常は、約1週間の経過で自然に軽快しますが、高齢者や慢性肺疾患などの基礎疾患をもつ患者では肺炎球菌やインフルエンザ桿菌などによる二次性の細菌性肺炎を、小児では中耳炎を合併する場合があります。乳幼児における急性脳症は予後不良(死亡率15〜30%)といわれています。
A、B型では、粒子表面に赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)が存在します。A型インフルエンザウイルスにはHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)の変異が特に多く、年によって流行するウイルスの型はかなり異なります。そのため、A型は世界的に大流行が起こる可能性が高いと言われています。
インフルエンザの臨床経過としては、潜伏期 1〜2日後に悪寒、発熱、頭痛、腰痛、倦怠感など全身症状が突然発現し、呼吸器症状は若干遅れます。39〜40℃の発熱が 3〜5日持続し、急速に解熱しますが、倦怠感などが残ります。筋肉痛や関節痛、悪心・嘔吐、下痢、腹痛もあり、下気道への進展例は咳、痰、胸痛などが生じます。
身体診察としては、顔面紅潮、結膜充血、鼻咽頭粘膜発赤・腫脹、咽頭後壁リンパ濾胞腫大がみられます。通常は打聴診に異常はないですが、気道の細菌二次感染例では胸部ラ音が聴取されます。血液検査では白血球数やCRPは上昇しないことが多く、白血球数はむしろ減少傾向し、細菌二次感染例では増加します。
診断には抗原検出迅速診断キットがきわめて高感度で有用であるといわれています。ただ、偽陰性の場合もあるため、流行時期における特徴的な症状などから臨床的診断を行うこともあります。操作が簡単で判定時間が短いイムノクロマトグラフィーを原理とした迅速診断キットが主流になっています。一般的に性別を問わず、ウイルス培養の結果と比較した感度は90%以上と言われています。
ただ、迅速診断キットは、発症からの時間が短いと感度が下がります。小児では発症後6時間までの感度は、A型で64.3%、B型で71.4%ですが、発症後7時間から12時間では、A型で90.6%、B型では83.3%と報告されています。小児と大人を比べた場合、小児の感度が高いといわれています。
インフルエンザの治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む

所属事務所によると、きのう7日から休養しており、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『小島慶子 キラ☆キラ』(毎週月〜金曜 後13:00〜15:30)は、今週いっぱいお休みするとしている。
小島は同日付けのツイッターで「たくさんのお見舞いツイート有難うございます。次男の看病で感染したようです。ワクチンに加え、次男発症と同時にリレンザの予防内服もしましたが、やられました」と報告。
さらに「医師曰くA型もB型も流行っており家族で感染も多いとのこと。解熱後の周囲への感染の可能性もあるので、今週いっぱい休養致します」と明かしている。
また、きょう放送の『キラ☆キラ』は、同局の水野真裕美アナウンサーが代理を務めている。
(小島慶子がインフルエンザで休養 ラジオ『キラ☆キラ』は今週いっぱい欠席)
インフルエンザとは
インフルエンザとは、A型(香港型H3N2・ソ連型H1N1)およびB型インフルエンザウイルスの感染による急性呼吸器感染症です(C型は小児期に感染し、呼吸器感染症の原因となる。ただし、明確な流行の形をとらない)。
1〜2日の潜伏期の後、突然の発熱(>38℃)、頭痛、全身の筋・関節痛などで発症し、鼻汁・鼻閉や咽頭痛、咳嗽などの呼吸器症状を呈します。
通常は、約1週間の経過で自然に軽快しますが、高齢者や慢性肺疾患などの基礎疾患をもつ患者では肺炎球菌やインフルエンザ桿菌などによる二次性の細菌性肺炎を、小児では中耳炎を合併する場合があります。乳幼児における急性脳症は予後不良(死亡率15〜30%)といわれています。
A、B型では、粒子表面に赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)が存在します。A型インフルエンザウイルスにはHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)の変異が特に多く、年によって流行するウイルスの型はかなり異なります。そのため、A型は世界的に大流行が起こる可能性が高いと言われています。
インフルエンザの臨床経過としては、潜伏期 1〜2日後に悪寒、発熱、頭痛、腰痛、倦怠感など全身症状が突然発現し、呼吸器症状は若干遅れます。39〜40℃の発熱が 3〜5日持続し、急速に解熱しますが、倦怠感などが残ります。筋肉痛や関節痛、悪心・嘔吐、下痢、腹痛もあり、下気道への進展例は咳、痰、胸痛などが生じます。
身体診察としては、顔面紅潮、結膜充血、鼻咽頭粘膜発赤・腫脹、咽頭後壁リンパ濾胞腫大がみられます。通常は打聴診に異常はないですが、気道の細菌二次感染例では胸部ラ音が聴取されます。血液検査では白血球数やCRPは上昇しないことが多く、白血球数はむしろ減少傾向し、細菌二次感染例では増加します。
診断には抗原検出迅速診断キットがきわめて高感度で有用であるといわれています。ただ、偽陰性の場合もあるため、流行時期における特徴的な症状などから臨床的診断を行うこともあります。操作が簡単で判定時間が短いイムノクロマトグラフィーを原理とした迅速診断キットが主流になっています。一般的に性別を問わず、ウイルス培養の結果と比較した感度は90%以上と言われています。
ただ、迅速診断キットは、発症からの時間が短いと感度が下がります。小児では発症後6時間までの感度は、A型で64.3%、B型で71.4%ですが、発症後7時間から12時間では、A型で90.6%、B型では83.3%と報告されています。小児と大人を比べた場合、小児の感度が高いといわれています。
インフルエンザの治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
2012年02月06日
女優の古村比呂(46)が2日に子宮頸がんで手術していたことが6日、関係者への取材で分かった。関係者によると「全く自覚症状がなかったようで、偶然の早期発見だった」といい、「手術は無事に成功した」という。
古村は「今年に入り『子宮頸部上皮内癌』が判り、手術を受けましたが、先日無事退院しました」と認めた。そして「最初は戸惑いました」といい「これからは女性として、この病気とちゃんと向き合い、毎日をそして仕事を充実させていきたいと思います」と語った。
(古村比呂、子宮頸がんで手術していた)
子宮頸癌とは
一般に子宮癌と呼ばれていものには、子宮頸癌と子宮体癌の2種類があります。子宮の入り口(頸部)にできるのが子宮頸癌であり、奥の袋状の部分(体部)にできるのが子宮体癌です。
子宮頸癌の好発年齢は40歳程度で、その時期に発生率が高いとされています。年齢別にみた子宮頸部がんの罹患率は、20歳代後半から40歳前後まで増加した後横ばいになり、70歳代後半以降再び増加します。近年、罹患率、死亡率ともに若年層で増加傾向にあります。
組織学的には、扁平上皮癌が80〜90%と最も多くみられ、腺癌は5〜10%程度です。扁平上皮癌の発癌にヒトパピローマウイルス(HPV)、特にハイリスク・タイプである16型、18型などの関与が示唆されています(子宮頸癌患者さんの90%以上からHPVが検出されるという)。HPVは、性交渉によって感染します。
子宮頸癌は、子宮腟部の扁平上皮と頸管腺組織の境界領域(SCジャンクションといいます[squamocolumnar junction])の頸管側に扁平上皮化生や異形成を経て発生します。この過程に、ヒトパピローマウイルス(HPV)の関与しており、HPVが持続感染(他のタイプのHPVは、一時的に感染しても治癒することが多い)することで、子宮頸癌が発生すると考えられています。
子宮頸癌患者の90%以上から、HPVが検出され、ハイリスク・タイプ(16型や18型など)で浸潤がんへの進展がみられやすいとされています。HPVは、100種類以上の型があります。子宮頸がんに関連するのは、15の型に絞られます。そのうち16、18、33、52、58型が高危険型に分類され、欧米で7割の子宮頸がんが16、18型に起因するそうです。日本人には比較的52、58型が多いですが、16、18型がやはり全体の6割を占めます。
症状としては、浸潤前癌は無症状であり、子宮がん検診などで細胞診による検診で発見されます。癌検診が行われていることにより、結果、進行癌が減少し前癌状態である異形成や上皮内癌を含む早期癌で発見される頻度が増加しています。現に、最近では子宮頸部上皮内癌(0期子宮頸部癌)で発見される症例が、全子宮頸癌の半数以上を占めるようになってきています。
初期の浸潤癌に進行すると、帯下や性器出血の症状を呈することがあります。接触出血を起こすこともあり、性交後の点状出血などが典型的にみられます。腫瘍の発育が進むにつれ帯下の量は多くなり、膿性を呈してきます。性器出血は月経時以外に、多量の出血としてみられることもあります。
痛みが生じてくるのは、進行頸癌で認められる症状です。また、進行し膀胱や直腸を侵した場合、頻尿や尿意切迫、血尿、便意切迫、直腸出血などの症状が出現します。腰痛や下肢痛は、大きな腫瘍や尿管閉塞により腰仙部神経の圧迫や腰仙部神経根への癌浸潤の症状として現れます。
子宮頸癌の治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
2012年02月05日
お笑い芸人の有吉弘行がインフルエンザに感染し、休養していることが分かった。2月3日(2012年)、ツイッターに「インフルエンザに。関係者の皆様ご迷惑おかけして申し訳ございません」と投稿。フォロワーからは「大丈夫ですか?お大事に」といったメッセージが大量に寄せられている。
(有吉、インフルエンザに感染「関係者の申し訳ございません」)
インフルエンザとは
インフルエンザとは、A型(香港型H3N2・ソ連型H1N1)およびB型インフルエンザウイルスの感染による急性呼吸器感染症です(C型は小児期に感染し、呼吸器感染症の原因となる。ただし、明確な流行の形をとらない)。
1〜2日の潜伏期の後、突然の発熱(>38℃)、頭痛、全身の筋・関節痛などで発症し、鼻汁・鼻閉や咽頭痛、咳嗽などの呼吸器症状を呈します。
通常は、約1週間の経過で自然に軽快しますが、高齢者や慢性肺疾患などの基礎疾患をもつ患者では肺炎球菌やインフルエンザ桿菌などによる二次性の細菌性肺炎を、小児では中耳炎を合併する場合があります。乳幼児における急性脳症は予後不良(死亡率15〜30%)といわれています。
A、B型では、粒子表面に赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)が存在します。A型インフルエンザウイルスにはHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)の変異が特に多く、年によって流行するウイルスの型はかなり異なります。そのため、A型は世界的に大流行が起こる可能性が高いと言われています。
インフルエンザの臨床経過としては、潜伏期 1〜2日後に悪寒、発熱、頭痛、腰痛、倦怠感など全身症状が突然発現し、呼吸器症状は若干遅れます。39〜40℃の発熱が 3〜5日持続し、急速に解熱しますが、倦怠感などが残ります。筋肉痛や関節痛、悪心・嘔吐、下痢、腹痛もあり、下気道への進展例は咳、痰、胸痛などが生じます。
身体診察としては、顔面紅潮、結膜充血、鼻咽頭粘膜発赤・腫脹、咽頭後壁リンパ濾胞腫大がみられます。通常は打聴診に異常はないですが、気道の細菌二次感染例では胸部ラ音が聴取されます。
検査所見としては、血液検査では白血球数やCRPは上昇しないことが多く、白血球数はむしろ減少傾向し、細菌二次感染例では増加します。
診断には抗原検出迅速診断キットがきわめて高感度で有用であるといわれています。ただ、偽陰性の場合もあるため、流行時期における特徴的な症状などから臨床的診断を行うこともあります。
また、膿性痰喀出、白血球数増加で細菌二次感染を疑い、細菌培養と薬物感受性検査を施行することもあります。
インフルエンザの治療としては、以下のようなものがあります。続きを読む
