各論3 「皮膚・頭頸部疾患」
(問題)
尋常性白斑はPUVA療法の適応疾患である。
(答え)○
(解説)
俗に言う「白なまず」である。後天的にメラノサイトが減少ないし消失するため、脱色素斑(白斑)を形成する。メラノサイトやメラニンに対する自己免疫などが原因と考えられているが、詳細は不明である。治療はステロイド外用やPUVA療法を用いる。
白斑部皮膚の病理組織像では、表皮のメラニン顆粒は著明な減少ないし消失がみられ、DOPA反応を行うと、ドパ陽性メラノサイトはほとんどみられなくなる。尋常性白斑の病巣部は、発生して急速に拡大,進行する場合もあるが、通常は徐々に増大し、1〜2年の経過で病像が固定することが多い。白斑の周辺部には多くは軽度ながら色素増強がみられる。 白斑は皮膚のいずれの部位にも発生するが、露出部位,間擦部位や器官開口部,さらに外傷,刺激を受けやすい部位に好発する。一般には自覚症状はみられない。白斑部の軟毛,終毛とも、陳旧化するとかなりの部分に脱色化をきたし、治療に抵抗することが多い。
[参考]PUVA療法適応疾患
1.乾癬
2.尋常性白斑
3.菌状息肉症
4.円形脱毛症
5.掌蹠膿胞症
[注]これは、医学評論社で毎平日更新中の一問一答を解説していく…という、不毛なことをやるコーナーです。
(問題)
尋常性白斑はPUVA療法の適応疾患である。

(解説)
俗に言う「白なまず」である。後天的にメラノサイトが減少ないし消失するため、脱色素斑(白斑)を形成する。メラノサイトやメラニンに対する自己免疫などが原因と考えられているが、詳細は不明である。治療はステロイド外用やPUVA療法を用いる。
白斑部皮膚の病理組織像では、表皮のメラニン顆粒は著明な減少ないし消失がみられ、DOPA反応を行うと、ドパ陽性メラノサイトはほとんどみられなくなる。尋常性白斑の病巣部は、発生して急速に拡大,進行する場合もあるが、通常は徐々に増大し、1〜2年の経過で病像が固定することが多い。白斑の周辺部には多くは軽度ながら色素増強がみられる。 白斑は皮膚のいずれの部位にも発生するが、露出部位,間擦部位や器官開口部,さらに外傷,刺激を受けやすい部位に好発する。一般には自覚症状はみられない。白斑部の軟毛,終毛とも、陳旧化するとかなりの部分に脱色化をきたし、治療に抵抗することが多い。
[参考]PUVA療法適応疾患
1.乾癬
2.尋常性白斑
3.菌状息肉症
4.円形脱毛症
5.掌蹠膿胞症
[注]これは、医学評論社で毎平日更新中の一問一答を解説していく…という、不毛なことをやるコーナーです。