蜂窩織炎は、蜂巣炎、フレグモーネともいいます。

細菌感染によって起こる皮膚と皮下組織の感染症です。
原因となる細菌は主にレンサ球菌で、時にブドウ球菌の感染も認めます。
レンサ球菌は皮膚の中で非常に速く広がります。というのは、この菌は、細菌の感染範囲を抑えようとする皮膚の働きを阻害する酵素をつくり出すからです。

感染源は皮膚の損傷(外傷、皮膚炎、皮膚真菌症など)によって発生する場合と、感染源が全く特定できない場合とがあります。
好発部位は下腿部や足背部です。

梶原さんの場合は、右足首が腫れ上がっていたそうです。歩くのもままならないほどだというのですから、よほど浮腫がひどかったと考えられます。

症状は痛みや脹れ、熱感、紅斑、水疱です。
時に、感染巣が悪化すると、広範囲に組織壊死を生じ、壊死性筋膜炎や菌血症を引き起こし、生命に危険をもたらします。感染症が広がると、感染部位に近いリンパ節が腫れて大きくなり、押すと痛みます(リンパ節炎)。

診断は、感染部の外観と症状に基づいて下します。
症状が非常に悪い場合を除いては、血液や膿、皮膚組織を検査して細菌を確定する必要はありません(というか、同定できないケースが多い)。

治療は抗生物質の投与です。一般的に、2週間前後で軽快します。
しかし、抗生物質に反応がなく、病巣部が進行する症例では壊死性筋膜炎を疑い、直ちに適切な処置(病巣掻爬などの手術的治療)を検討せねばなりません。

梶原さんは、8日から仕事復帰することが決定したそうです。
一時は、細菌があらゆる関節にたまる多関節炎も併発しており、大変な状態だったそうです。
抗生物質で治癒できたとのことで、大事が無くて良かったです。


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