2006年04月26日

副腎皮質ステロイド薬の副作用…その2

各論III-5「外眼部・前眼部疾患」
副腎皮質ステロイド薬の副作用として白内障がみられる。

(答え)○
(正答率)87.3% [22:51時点]
…案の定、高い正答率。

(解説)前回のコピペ。

副腎皮質ステロイド薬の内服で起こる副作用としては、白内障,緑内障(ステロイド白内障,ステロイド緑内障)がある。

ステロイド白内障とは,ステロイドホルモンの内服,点眼療法などによって生ずる白内障のことを呼ぶ.水晶体上皮,嚢の透過性が亢進した結果,混濁する.進行すると視力障害を起こすが,水晶体摘出手術によって視力を回復することができる.

ステロイド緑内障とは,副腎皮質ホルモンの局所および全身投与に伴って,一部の患者は眼圧が上昇し,連用すると原発開放隅角緑内障に近似した視野欠損を起こす.ステロイド緑内障と命名されて医原病の一つとして注目されている.ステロイド眼圧反応性は素因として遺伝するし,緑内障患者はステロイド反応陽性者が多い.治療は直ちにステロイド投与を中止することであるが,症例によっては減圧療法を必要とする.

ちなみに、ステロイド薬の内服による副作用は、
1)感染症 2)消化性潰瘍 3)代謝障害(糖尿病,骨粗鬆症) 4)精神障害
5)副腎皮質不全 6)血栓,動脈硬化 7)高血圧 8)小児の成長抑制
9)月経異常 10)ざそう(ニキビ),多毛 11)白内障,緑内障 12)大腿骨頭壊死

角膜実質まで及んだ組織欠損を角膜潰瘍と呼ぶ.原因的に感染性と非感染性に分けられる.
感染性の中で細菌によるものは化膿性潰瘍性の角膜炎で,しばしば前房蓄膿を伴い,匐行性角膜潰瘍とも呼ばれる.真菌感染による潰瘍もある.
ウイルス性では単純ヘルペスによるものが多く,樹枝状角膜炎から始まり,拡大すると地図状潰瘍となる.以上の感染性潰瘍は角膜中央部に好発する.
これに反して,角膜辺縁部に起こるものには非感染性が多い.その中でカタル性角膜潰瘍はカタル性結膜炎に合併することがあるためこの名があり,輪部に沿った潰瘍で,アレルギーによると考えられる.
感染症には抗生物質などを用いる.非感染性のものにはステロイド点眼が有効のことがあり,また抗コラゲナーゼ剤も用いられる.

[注]これは、医学評論社で毎平日更新中の一問一答を解説していく…という、不毛なことをやるコーナーです。

トップページへ

にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
最新記事









ページランキング
ブログパーツ
Archives
Links
よろしければどうぞ
Add to Google
My Yahoo!に追加
本サイトについて
  • 2006年02月27日より運営している医学系ニュースサイトです。
  • 当初はレポートの掲載や医師国家試験の問題解説を行っていましたが、そちらは『医学生のレポートやっつけサイト』に移行しており、こちらは医学ニュースを取り扱うこととなりました。
  • 国内の3大疾病である癌、脳卒中、心筋梗塞から稀な難病、最新の治験・治療法など、学んだことを記していきたいと思います。時には微笑ましいニュースから、社会的な関心事となっている医学の問題、感動的な闘病記など、幅広く取り扱っていきたいと思います。
  • 誤りなど、ご指摘がございましたらコメント欄にお願いいたします。返事は遅れるかも知れませんが、できるかぎり対応したいと思います。またコメントに関しては、返事はしていなくとも、全て読ませていただいています。
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)