各論III-8「内耳・神経疾患」
騒音性難聴では聴力低下は不可逆性である。

(正解)○
(正解率)67.5%
…難治性らしい。耳を大切にねっ!

(解説)
騒音性難聴の治療は困難であり,耳栓などの防音具を用いて予防することが重要である.

 騒音の影響は,騒音職場などで長期間大きな音(約90ホーン以上)に暴露された場合に発生する騒音性難聴noise induced deafness(C5-dip),会話・電話・テレビなどで聞きたい音が聞こえない聴取妨害,勉強などを困難にする知的・精神的作業の妨害,不快な騒音による「いらいらする」「怒りっぽくなる」などの情緒的障害,睡眠妨害などに大別できる.

症状としては、初期の聴力低下は会話領域にないため、自覚されにくい。
騒音の周波数は高いほど、内耳に損傷をきたしやすい。
両側性感音難聴で、聴覚補充現象(+)

[注]これは、医学評論社で毎平日更新中の一問一答を解説していく…という、不毛なことをやるコーナーです。

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