2006年06月27日

副甲状腺機能亢進症の手術

 副甲状腺ホルモン(PTH)過剰分泌が持続的に生じ,そのために異常をきたす病態.原発性副甲状腺機能亢進症は副甲状腺腫によるものが最も多く,ほかに過形成,癌によるものもある.
 副甲状腺以外の組織の悪性腫瘍から,PTH,またはPTH様物質が分泌される場合は偽性副甲状腺機能亢進症pseudohyperparathyroidismである.多発性内分泌腺腫(腫瘍)(MEN)I型は膵ラ氏島のB細胞腫と非B細胞腫,下垂体腫瘍のほか,原発性副甲状腺機能亢進症を伴うものである.MENII型は多発性褐色細胞腫,甲状腺髄様癌に原発性副甲状腺機能亢進症を伴うものである.MENIII型はMENII型の中で神経線維腫症を伴い,常染色体優性遺伝を示すものである.二次性副甲状腺機能亢進症は,慢性に低カルシウム血症があってPTH分泌亢進が持続するもので,慢性腎不全,吸収不良症候群,偽性副甲状腺機能低下症,高カルシウム尿症などが原因疾患である.
 原発性副甲状腺機能亢進症の症候は高カルシウム血症,腎結石,線維性骨炎などによるものである.二次性副甲状腺機能亢進症では線維性骨炎を生じ,慢性腎不全にみられる腎性骨ジストロフィーにおいて骨軟化症とともに主要病変である.

→手術
とりだした副甲状腺は、前腕に移植します。
これは、1)再び亢進したときに取り出しやすい 2)首か再移植部分の副甲状腺の分泌機能亢進かは、血中のPTH濃度を比較すれば、そのどっちなのかがわかる…という理由があります。

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