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今日の一問一答(2007/02/08):各論V-3「先天性心疾患」
大動脈縮窄症は経カテーテル血管拡張術の適応となる。
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答え:○(正答率 63.9%)

解説:大動脈の一部が狭くなる先天性疾患。縮搾は、大動脈と鎖骨下動脈が出会う部位の末梢で最もよく起こる。心臓内の疾患を伴い乳幼児期から症状を来しやすい大動脈縮窄複合と、心臓内の疾患を伴わない単純型大動脈縮窄がある。
 普通は、手術が勧められ、時に外科的修復の代わりにバルーン血管形成術が選ばれる。手術では、大動脈の狭い部分が取り除かれ、もし、間隙が小さい場合は吻合術(大動脈の両切断口を背中合わせに配置すること)で修復され、間隙が大きいときは、ダクロングラフト(大きな間隙を埋めるために使われる人工素材)によるブリッジが行われる。

補足:ERの1stシーズン第6話「シカゴヒート"CHICAGO HEAT"」に、大動脈狭窄症の女の子(カネッシャ・フリーマン)が登場します。ER到着1時間前から呼吸困難の女の子が運び込まれ、グリーン、ロス両先生は初めうっ血性心不全を疑うが、実は急性薬物中毒だったという話。