ANANOYAによると、コンタクトレンズを1年間装用し続けた中国の男性が、コンタクトレンズを取り外すための手術をしなければならなくなった、という。

Liuさん(40)は、1年前にコンタクトを使用しはじめたが、外すのが難しかったためずっと目に入れたままだった。「目がごろごろした時は目薬をさしていたよ」と彼は語る。

Liuさんは最近視力が落ちたのを感じ、新しいコンタクトを買った。しかし彼は古いコンタクトを外さず、古いコンタクトの上に新しいコンタクトを着けたという。しかしまだ視力が改善しなかった彼はさらに驚くべき手段に出た。

「使い古しの使い捨てコンタクトレンズを、さらにその上から着けた。結果、3枚のコンタクトをはめることになった」とLiuさんは語ったという。

荒療治のため翌日には、さすがに目はひどい状態になり治療を受けることになった、という。

医者は最初にはめたコンタクトが眼球にくい込んでいるのを見てショックを受けた。結局このコンタクトを取り外すのには手術が必要だったという。



もちろん、こんな装用法は論外ですが、コンタクトレンズ装用に関しては、問題点も多いです。

詳しくは、日本コンタクトレンズ学会『第6章 CL合併症』に掲載されています。

結膜に関しては巨大乳頭結膜炎、上輪部角結膜炎様の点状表層角膜炎、ビトー斑様結膜所見・瞼裂斑炎などの疾患が起こりえます。

さらに、角膜に関しては、角膜上皮障害、角膜感染症、角膜免疫反応、角膜内皮障害なども起こります。

とくに、角膜に関しては、長時間装用による酸素欠乏やドライアイ、消毒の不十分や間違った方法で感染症になってしまうということが原因になり、疾患が起こってしまいます。装用やケアに関しては、取り扱い説明書や眼科医師の説明に、しっかりと従ってください。