2007年02月15日、ニューヨーク州ロングアイランドの民家で、死後1年以上経過したとみられる男性の死体が見つかった。その男性は、つけっ放しのテレビの前でミイラ化していたという。

遺体は、同民家の住人だった70歳の男性と判明し、自然死だったとみられている。発見されたのは、今月15日に水道管が破裂しているとの通報を受けて警察が様子を見に行ったことによるという。

近隣の住民は、長年糖尿病を患い目が不自由だった男性の姿が見えなくなっていたことについて、病院や長期治療施設に入院中だと思っていたと話している。


熟年離婚に伴い、孤独死が増えているという現状では、他人事ではない話です。特に、近所との連携も薄れ、長らく放置されてしまうという可能性もあがるでしょう。高齢化が進んでいる以上、できるだけ長く夫婦でいられるよう、互いに協力し合うことが重要になってくるんでしょうね。

つけっぱなしのテレビの前で、というのが哀愁を誘います。
もし水道管が破裂していなかったら、もうしばらく発見されなかったでしょうね。

しかし、糖尿病を患い目が不自由な高齢男性が放置されていたという事実は、国の保険制度や介護制度のゆがみや不備が存在しているように思えて仕方がありません。