頭痛や高血圧で大相撲春場所を途中休場した大関栃東が25日、大阪市内で記者会見し、病院の検査で過去に脳梗塞が起きた跡が発見されたことを明かした上で「頭に異常があるのは怖い。続けるかどうかは半々」と、現役引退も視野にあることを示唆した。
大阪市内の病院からこの日に退院した栃東はときおり笑みを浮かべながら病状を説明。現在は頭痛薬と血圧を下げる薬を服用している。脳梗塞の形跡があったことに「びっくりした。ショック」と、精神的にダメージを受けた様子だった。
検査結果を東京に持ち帰り、主治医とも相談して進退を考えるという。「(5月の)夏場所まで時間がある。やらなきゃいけないという気持ちもあるが、きついかなという思いもある」と心境を話した。4月から始まる春巡業には土俵入りだけでも参加する意向。
(休場の栃東、引退も示唆 検査で脳梗塞形跡見つかる)
最近では、船越英二さんも脳梗塞でなくなっています。相撲を続けられるのかどうか、心配なところであります。
脳梗塞とは、脳の細動脈に血栓、凝固塊、脂肪塊、石灰片、腫瘍塊などが詰まって血流を止めてしまうため、脳細胞が壊死する病気です。
脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。血栓は血液凝塊が血管内にできて、その部位に留まっているもの。塞栓は、血液凝塊が発生した部位から体の他の部位に移動して詰まらせるものです。動脈硬化などがあると詰まりやすく脳梗塞になりやすいとされています。
脳動脈から供給されていた酸素や栄養物が止まると脳神経が壊死になるのが脳梗塞発作で、脳梗塞は次の3タイプがあります。
1)ラクナ梗塞(41%):高血圧の人に多く、脳の細い血管が詰まるタイプで特に睡眠時に多く発症します。梗塞部が小さいので症状が全くでないか、でても比較的軽いのが特徴です。
2)アテローム血栓性脳梗塞(34%):生活習慣病の糖尿病、高血圧、高脂血症による動脈硬化で脳の太い動脈や頚動脈が詰まるタイプで特に睡眠時に多く発症します。
3)心原性塞栓症(18%):心房細動、急性心筋梗塞、心臓弁膜症により心臓内にできた血栓が脳血管をふさいだ時に突然の発作としておこるタイプで日中活動時に多く発症します。
とくに四肢の麻痺などが起こっているワケではなさそうですし、心疾患が問題となっているわけではないので、ラクナ梗塞やアテローム血栓性脳梗塞が問題となっているのでしょう。もともと高血圧があったようなので、今後は降圧薬による治療を行うのではないでしょうか。
高血圧を持ちながら、過酷なプロスポーツを続けるのは、難しいことかも知れませんが、相撲人気が低迷している今、一人でも人気力士が引退ということになってしまうのは、残念です。
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船越英二さん脳梗塞で死去
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(休場の栃東、引退も示唆 検査で脳梗塞形跡見つかる)
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脳梗塞とは、脳の細動脈に血栓、凝固塊、脂肪塊、石灰片、腫瘍塊などが詰まって血流を止めてしまうため、脳細胞が壊死する病気です。
脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。血栓は血液凝塊が血管内にできて、その部位に留まっているもの。塞栓は、血液凝塊が発生した部位から体の他の部位に移動して詰まらせるものです。動脈硬化などがあると詰まりやすく脳梗塞になりやすいとされています。
脳動脈から供給されていた酸素や栄養物が止まると脳神経が壊死になるのが脳梗塞発作で、脳梗塞は次の3タイプがあります。
1)ラクナ梗塞(41%):高血圧の人に多く、脳の細い血管が詰まるタイプで特に睡眠時に多く発症します。梗塞部が小さいので症状が全くでないか、でても比較的軽いのが特徴です。
2)アテローム血栓性脳梗塞(34%):生活習慣病の糖尿病、高血圧、高脂血症による動脈硬化で脳の太い動脈や頚動脈が詰まるタイプで特に睡眠時に多く発症します。
3)心原性塞栓症(18%):心房細動、急性心筋梗塞、心臓弁膜症により心臓内にできた血栓が脳血管をふさいだ時に突然の発作としておこるタイプで日中活動時に多く発症します。
とくに四肢の麻痺などが起こっているワケではなさそうですし、心疾患が問題となっているわけではないので、ラクナ梗塞やアテローム血栓性脳梗塞が問題となっているのでしょう。もともと高血圧があったようなので、今後は降圧薬による治療を行うのではないでしょうか。
高血圧を持ちながら、過酷なプロスポーツを続けるのは、難しいことかも知れませんが、相撲人気が低迷している今、一人でも人気力士が引退ということになってしまうのは、残念です。
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