代理出産でもうけた双子の3歳男児について最高裁で出生届の不受理が確定したタレントの向井亜紀が30日、自身のブログで、戸籍の問題について東京法務局から「どうするんですか」と催促があったことを明かした。

最高裁決定翌日の24日に書き込んで以来、6日ぶりにブログ更新。現在、子供は米国籍のパスポートを持ち、保護者が日本人という在留資格で暮らしている。向井は今後のことを時間をかけて決めようとしていたが、在留期限が残り2週間であることから法務局から「あと14日以内に結論を出してください。そうでなければ受け付けません」と厳しい通達があったという。

今後については、最高裁でも裁判長が触れた「特別養子縁組」の手続きをとる方法がある。実子と近い形で扱われる制度で生活に大きな支障はなくなるが、代理出産をめぐる法整備の必要性を訴えている夫妻だけに、在留資格を更新し、当面は双子を米国籍にしたまま闘っていく可能性がある。
(向井代理出産で法務局から催促)


ブログを読むと、向井さん本人ではなく弁護士に連絡があったそうです。司法の判断が既に「認めず」ということで決着がついているので、少々無慈悲な感じの通達です。

「在留資格を更新し、当面は双子を米国籍にしたまま闘っていく」にしても、これから就学や保険などの問題も生じてくるでしょうから、それも難しくなってくるでしょう。

祖母が代理出産したという事例もありましたが、向井さんが提起したこの問題は以後も出てくるでしょう。今後もどのような動きがあるのか、向井さんの努力や訴えを少しでも司法が汲んでいって欲しいと願っております。

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