2007年04月01日

日本医学会「適性に欠ける若者は医師を志すな」と対話シンポ

高校生と一線の医師が直接対話する日本医学会総会の公開シンポジウムが4日、大阪市の大阪城ホールで開かれる。「若い人たちに医療現場の真の姿を理解してもらいたい」と、医学会が初めて企画した。成績がよくても人とのコミュニケーションが苦手だったり、厳しい勤務に耐えられない若手医師が増えており、医学会は「対話によって、医師の適性に欠ける若者が医学部を目指す『ミスマッチ』を減らしたい」としている。

医学会総会は医学関係では国内最大の学会。医学会側からは医学教育の専門家、臨床に携わる医師らが参加、「医療現場が求める若者像とは」をテーマに意見交換する。現役高校生3人も登壇し、一線で活躍する医師に疑問や不安をぶつける。

当日、壇上で質問する大阪教育大付属平野高2年の長谷部太相さん(17)は「親しくなった患者の死期が近づいた際、気持ちをどう整理するのか聞いてみたい。患者とのトラブルに不安を持つ医師希望の友人もいる」と話す。

4日午後2時から。参加費無料。定員300人。申し込み・問い合わせは同総会事務局(06・6875・8346)へ。
(日本医学会:高校生と対話シンポ 4日総会で開催)


適正の有無をみるために入試があると思うのですが、そのふるい落としが上手くいっていない現状をよく表しているように思います。適正をとやかく言う前に、過酷な勤務や実習内容の見直しをするべきではないか、という議論がでてきそうですが、それに対しては日本医学会側は、どのように答えるのでしょうか。

安易な気持ちで医師を目指すような人は、これほど医療界の厳しさに関する情報が流れている今、ほとんどいないのではないでしょうか。適正があり、希望があるにも関わらず、このシンポジウムで夢を摘まれてしまうといったこともあるのではないか、と危惧しています。

「医療現場が求める若者像とは」というテーマが、単に医師を目指す人物の適正ハードルを上げるだけではない議論になることを望みます。このシンポジウムに参加される方々が、「日本の医療に希望がもてる」といった気持ちを抱いて帰られるといいな、と思っております。

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