2007年05月18日

呼吸器感染症を10分で診断できる簡易検査キット登場

シスメックスは呼吸器感染症を10分で診断できる簡易検査キットを相次ぎ投入する。15日に発売したインフルエンザとRSウイルスの検査キットに続き、月末にはアデノウイルスの検査キットも発売。いずれも風邪と症状が似ているため、症状だけでは判断が難しい。早期診断に役立つ簡易検査キットは需要が高まっており、製品群を充実させる。
 
RSとアデノウイルスのキットは今回初めて投入する。アデノウイルスは感染すると発熱やのどの痛み、結膜炎を引き起こす。RSウイルスは主に乳幼児がかかり、重症になる場合もある。インフルエンザは従来品より検出時間を3分の2に縮めた。鼻やのどの粘液を綿棒で取り、試薬と混ぜる。そこに試験紙を浸して感染を確認する。

価格はアデノウイルスが1箱(5検査分)8500円、RSウイルスが同6000円、インフルエンザが1箱(10検査分)1万2000円。3品で3年後に10億円弱の売り上げを目指す。
(シスメックス、呼吸器感染症を10分で診断の簡易検査キット)


インフルエンザに関しては、2001年頃より迅速に診断が可能な検査キットが臨床の現場で使われ始め、現在は普及しています。検査技師など専門家がいなくても簡便にできます。鼻の奥の咽頭に近い部分を採取すると検出率が高いとされ、検体は基本的にその部分から採取されます。時間的には15分~20分で結果が分かる。A型とB型の鑑別も可能です。タミフルは発症後48時間以内が非常に有効とされるため、迅速診断は非常に重要な検査方法となっています。

それと同様に、RSウィルスやアデノウィルスの検査キットが開発されたようです。
とくに、赤ちゃんなどでは有用かもしれません。子供では、RSウィルスやアデノウィルスは上気道→下気道へと移行して肺炎となり、重症化する恐れがあります。注意の必要な感染症を迅速キットで、精度の高い検査ができれば利用価値は十分にあるのではないでしょうか。

外来で手軽に、迅速に診断できることができるようになるキットが、今後も登場するのでしょうか。期待されます。

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