亡くなったZARDのボーカル坂井泉水さんが所属する事務所のホームページによると、「一度は快方に向かっておりましたが、子宮頸癌の肺転移が認められ、今年4月に再入院を余儀なくされました」としている。
 
また闘病生活については、「ここ最近は、早朝に病院の敷地内を散歩するまでになり、気丈にも体調回復のための日課としておりました。この日も病室に戻る途中、階段の踊り場(約3メートルの高さ)を通った際、前日の雨により足を滑らせて転落、後頭部を強打したことが、要因となりました」としている。
(ZARDの坂井さん雨で転落、肺にがん転移)


一般に子宮癌と呼ばれている癌には、子宮頸癌と子宮体癌の2種類があります。
子宮頚癌と子宮体癌の比は、わが国ではほぼ90:10であるといわれています。好発年齢は40歳程度で発生率が高いとされています。年齢別にみた子宮頸部がんの罹患率は、20歳代後半から40歳前後まで増加した後横ばいになり、70歳代後半以降再び増加します。近年、罹患率、死亡率ともに若年層で増加傾向にあります。

ほとんどの子宮頸癌は扁平上皮癌であり、これらは発生原因が科学的に解明されています。即ちヒトパピローマウイルス(HPV)の長期間の感染により発症することが最近の研究で明らかになっています。

子宮頸癌は通常、初期の段階では症状がありません。不正出血がみられることがあり、月経期以外の時期に少量または多量の出血がみられたり、性交後に出血したり、月経が通常より重くなる場合があります。子宮頸癌の後期にはこうした不正出血が多くみられます。このほか悪臭のあるおりもの、骨盤部や腰の痛み、脚のむくみなどの症状がみられます。尿路の閉塞を起こすこともあり、治療せずにいると腎不全を起こして死に至ることがあります。

すでに肺転移していたということで、ステージはb期になってしまいます。5年生存率は20.4%と、ずいぶん低く、悩まれていたのかも知れません。ツアーを控えていたということで、無念だったのではないでしょうか。非常に残念です。

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