エスエス製薬は21日、健康科学大(山梨県富士河口湖町)に、加齢臭や肥満予防などを研究、教育する寄付講座「健康加齢医学講座」を今月下旬に開設すると発表した。期間は約3年間で、寄付総額は9000万円。
(大学で加齢臭を研究する時代…寄付講座開設へ)


加齢臭は、資生堂の研究所によって、中高年特有の体臭の原因が不飽和アルデヒドの2-ノネナールだと特定され、「加齢臭」と名称が付けられました。

汗腺のそばの皮脂腺から出る脂肪酸(バルミトオレイン酸)の酸化、もしくは表皮のバクテリアによって醗酵して生じます。

この体臭成分は、成分は青臭さと脂臭さを併せ持ち、男女ともに性差なく40歳代以降に増加が認められます。ノネナールの抑制には、ノネナールの基質となる脂肪酸である9-ヘキサデセン酸の分解を抑える抗酸化剤と抗菌剤が有効とのことです。

あまり好まれる物質ではありませんが、浜松医科大などの研究チームが、子宮内にノナナール(ノネナール)など2種類のにおい物質があることを発見したそうです。受精卵が着床する際、このにおいが「道しるべ」になっている可能性があるといいます。

卵子に付いている、「におい物質」を目指して精子が卵管を上ると考えられています。研究チームは昨年、受精卵が成長してできた細胞の表面ににおいのキャッチにかかわるたんぱく質が存在することを確認しており、この発見で受精卵が子宮へ戻る仕組みに、におい物質がかかわっている可能性が示されています。

この物質の研究を通して、このノナナールが意外な役割を担っていることがわかるかもしれません。

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