米食品医薬品局(FDA)は8月下旬から、ダイエット効果などをうたったサプリメント(栄養補助食品)に初めて品質基準を導入する。毒物混入などで事故が起きたらメーカーに報告を義務付け、成分の表示に虚偽があれば製品を押収する。米国でサプリを販売する外国企業も適用対象になる。市場が拡大しているがこれまでは食品と同じ規制しかなく、不良品の回収基準などが不明確だった。
 
品質検査の手順や製造設備の仕様、消費者からの苦情への対応方法について基準を設けた。FDAの係官は工場を立ち入り検査できる。実際の製品と成分表示が違う場合はメーカーに書き直しを命じる。悪質なら製品を押収し、企業を相手取って訴訟を起こす。

ただ医薬品と違って、販売前の安全証明は不要なままだ。規制されるまで最長で3年間の移行期間を許される中小企業もあり、全メーカーが対象になるのは2010年。消費者団体は即効性に乏しいと批判している。
(米FDA、ダイエット効果表示のサプリに初の品質基準)


サプリメントブームの先駆けといえば、アメリカです。
アメリカでは医療保険制度が日本のそれとは異なり、病気になると日本と比べて高額な医療費がかかるため、日頃からの健康の維持に大きく関心が割かれ、サプリメントが幅広く普及していたそうです。

1994年、連邦政府は「栄養補助食品健康教育法 (DSHEA)」を可決し、サプリメントを「ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸のいずれかを含み、通常の食事を補うことを目的とするあらゆる製品(タバコを除く)」と定義し、サプリメントにわかりやすいラベル表示を義務付けられました。

ダイエット効果などをうたったサプリメントは数多く存在します。ですが、中には問題のあるものもありました。

たとえば、エフェドリンアルカロイド(漢方薬の麻黄というものに多く含まれると言われています)を含んだ食品が売られていました。これは、卒中発作、心臓発作、心拍異常、けいれん発作などの有害事象が明らかとなり、規制対象となっています。他にも、甲状腺ホルモンをふくむ食品が出回って、問題となったこともありました。

しっかりと製品の成分表示がなされ、こうした問題が生じぬよう、流通管理がなされることが望まれます。

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