米メディアは26日、7月4日の米独立記念日恒例のホットドッグの早食い競争6連覇中の小林尊さんが顎関節症に苦しんでおり、ほんの少ししか口を開けられない状態だと報じた。

ライバルの米国人男性が今月2日、米アリゾナ州の早食い競争で12分間に59個半を食べ、小林さんの記録を破った後だけに、米メディアは「関節症が7連覇の望みを打ち砕くかも」(AP通信)などと伝えている。

小林さんは独立記念日の早食い競争で昨年は制限時間の12分間に53個4分の3を食べ、自身が2004年に作った53個半の最高記録を更新、6連覇を飾った。小林さんはインターネットのブログであごの関節症を告白した。
(ホットドッグ早食い王者ピンチ!顎関節症に 7連覇に黄信号か)


顎関節症とは、顎関節に発生する開口時の疼痛 、開口時の関節雑音(クリック音と呼ばれます)、開口制限を特徴とする症候群のことです。子供から大人まで幅広く発生するが、20歳代から30歳代の女性に好発する傾向がある。しかし、大きく開口するあくび、笑いといった常日頃の何気ない動作や、歌唱、寝違え、頬杖などでも引き起こされることがあります。

顎関節症は、異常な開閉口運動や歯ぎしり、入れ歯の不具合などで起こります。かみ合わせや筋緊張が原因のことが多く、さらにストレスが加わることも問題となります。

診断としては、1)開口時の疼痛 、2)開口時の関節雑音、3)開口制限 があるかどうかで判断されます。

治療法としては、原則として、原因や誘因の除去する治療法が主となり、顎の安静や咬合異常の整復を目的とします。小林さんの場合、一度に大きく頬張るクセがあったのではないでしょうか。また、そうしたトレーニングを積み重ねていらっしゃったりすることが原因のように思います。いわば「職業病」となっているのかもしれませんが、少しお休みなさったほうがよろしいかと思われます。

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