大手芸能プロ「プロダクション尾木」は29日、所属アーティスト華原朋美(32)との専属契約を28日付で解除したと発表した。尾木徹社長は契約解除の理由について「今月中旬から精神が不安定な状態になり、睡眠薬などの薬物への依存による奇行が続いた。突然の仕事へのキャンセル等が続き、これ以上芸能活動を支えることができないと判断した。断腸の思いだった」と説明した。過去にもお騒がせ歴がある華原はこのまま引退となる可能性もある。

華原に変調が表れたのは、今月19日だった。予定されていたフジテレビ系レギュラー番組「新堂本兄弟」のリハーサルをドタキャン。同日深夜には、東京・西麻布の路上で倒れているところを発見され、警視庁麻布署に保護された後、広尾病院に搬送された。

20日は、7月から始まる予定だったコンサートのリハーサルを欠席。21日もニッポン放送「テリー伊藤 のってけラジオ」のゲスト出演もキャンセルした。以降は、うつろな目で足をふらつかせた状態の華原が何度も目撃されたほか、23、24日にも奇行を繰り返して警察沙汰になっていた。

26日に尾木社長が華原からの電話を受けた時には、ろれつが回らず、会話にならないほどだった。その後は連絡が取れない状態が続いているという。同社長は、華原の自宅に、契約の解除を通達する内容証明付きの法的書類を送ったが、29日現在、本人が内容を確認したかどうかは不明だ。

尾木社長は「違法薬物ではないが、飲む量が尋常じゃなかった。睡眠薬をお菓子のように食べていた」と当時を振り返った。

5月12日に三重・伊勢神宮で開かれた神祭「お木曳」にゲスト出演して再復帰した際、尾木社長は薬物に手を出さないよう、細かい禁止事項を盛り込んだ契約書を書かせて最後の可能性にかけたが、華原が違反行為を繰り返したため、苦渋の決断に踏み切った。
(華原朋美 所属事務所解雇 薬物依存で奇行続き)

所属事務所では「華原が睡眠薬や精神安定剤を大量に服用する薬物依存体質がなくならない限り、再契約はぜったいにない」との方針で、「何年かかるか分からないが、しっかりと病気を治すことが先決。本人の人生のためにも大切だ」としている。
(「クビにしないでください」朋ちゃん、社長に留守電)


精神安定剤や睡眠薬を服用していたとのこと。仕事復帰後、以前付き合っていた男性の言動により、精神的に不安定になったようです。こうしたトラブルが、睡眠薬など薬物への依存を高め、仕事のドタキャンにつながっていったとみられています。

依存症とは、精神に作用する化学物質の摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う特定の行為を繰り返し行った結果、それらの刺激なしにはいられなくなった状態のことをいいます。

物質への依存(摂食障害、薬物依存症、アルコール依存症など)、過程への依存(ギャンブル依存症、ネット依存症)、関係への依存(共依存、恋愛依存症など)などがあります。

薬物依存症は、医学上は、アルコールやニコチンなど、日本の法律で使用が禁止されていないものによるものも薬物依存症に含められます。

依存性薬物の中には、連用することによってその薬物が効きにくくなるものがあり、これを薬物に対する耐性の形成と呼びます。薬物が効きにくくなるたびに使用量が増えていくことが多く、最初は少量であったものが最後には致死量に近い量を摂取するようになることすらあります。

薬物依存症は、意志や人格に問題があるというより、依存に陥りやすい性向が引き起こした「病気」です。「まだ大丈夫」と問題性を否認しているうちに、肉体・精神・実生活を徐々に破壊していってしまいます。どこかで断ち切らなければ、治りません。

このまま依存状態が続いてしまうよりは、華原さんも一端、芸能活動から身を引いて、治療に専念された方がいいように思われます。ファンの一人として、復帰を願っております。

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