米ネクスト・セーフティはこのほど、本物のたばこに近い感覚を味わえるという“電子たばこ”を開発した。たばこの箱ぐらいの大きさの装置で、ホースが付いており、その先から霧状のニコチンを吸える。煙は出ず、禁煙の場所でも使えるため、愛煙家の注目を集めそうだ。

年末までに商品化する予定で、詳細は決まっていないが、重さは200グラム以下になる見込み。ニコチンの入ったカートリッジを装てんすると、電子制御で霧状のニコチンを生成。既存のニコチンガムやニコチンパッチが口や皮膚でニコチンを摂取するのに対し、肺で摂取することによって、たばこに近づいたという。

煙はないため、発がん物質を吸い込んだり、まき散らす恐れはない。本物より効率よくニコチンを摂取するため、費用はたばこ代の3分の1以下に抑えられるという。少しずつ禁煙するための手段としても利用できる。

同社はガスマスクなどを販売している企業で、その技術を生かして開発した。世界各国で認可を得られ次第、販売する計画で、価格は100ドル以下に抑える。
(禁煙:“電子たばこ”が登場 携帯型ニコチン吸入器)


すでに、他にも“禁煙スペースでも吸えるたばこ”は発売されています。

まずは、スイスのメーカーが開発し、欧州ですでに販売されている「NicStic」。加熱コイルでニコチンを気化させて吸い込むというもので、煙が発生しません。そのため、タールやホルムアルデヒドといった有害物質も発生せず、禁煙スペースでの“喫煙”が可能となっている、とのこと。

ですが、気になる味のほうは、体験した人の感想によると「ひどい」「前日に使った灰皿を下で触ったような味」「味がない」「刺激がない」「本当に2ミリグラムのニコチンが入っているのか」など。あまり人気がないようです。喫煙者さえ不快に思う、はっきりとしたニコチン臭が発生してしまうようで、禁煙の特効薬やタバコの代用品となるのは早いようです。

やはり、すっぱりと禁煙されたほうが良いのではないでしょうか。スイス系製薬会社のノバルティスファーマによる「禁煙に関するアンケート調査」の結果は、1年以内に禁煙に挑戦した人は2724人おり、このうち6割は「気合いとガマン」で禁煙に挑んでいた、とのこと。

禁煙方法で上位に並んだのは「水を飲む、ガムをかむなどして紛らせた」「たばこを捨てた」など。「喫煙者を避けた」との回答も5.3%あり、苦労して禁煙に取り組んでいる様子がうかがえます。

ですが、現在は「禁煙外来」が存在し、"病院で治療"する時代になりつつあります。決意したら、一度、外来に行ってみてはいかがでしょうか。

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