2007年07月31日

コンタクトレンズと眼疾患:30日間連続着用の時代へ

コンタクトレンズ大手メニコン(名古屋市)は31日、日本で初となる最長で30日間連続着用が可能なハードコンタクトレンズ「メニコンティニュー」を8月1日から発売すると発表した。

酸素をよく通す素材を使用。レンズの端を薄くして異物感をなくすなど、長時間快適に使えるよう工夫したとしている。
 
使用するには、レンズ破損時などに無料交換してもらえる同社のコンタクトレンズ使用サービスの会員となり、毎月2730〜3045円を支払う。入会金5250円も必要となる。
(コンタクトレンズ、30日間連続着用の時代へ)


コンタクトレンズは、角膜との間の距離がゼロに近いという特性により、眼鏡に比べて像の歪みや大きさの変化が少ないとされています。強度の近視がある場合や、左右の視力が大きく異なる場合では、眼鏡での矯正は難しいことがありますが、コンタクトで改善されることがあります(本人談)。

裸眼と変わらない広範囲の視界を得られたり、レンズ自体が小さいことで度数が強くても厚さはほとんど変わらず、眼鏡のようにずり落ちたり結露でレンズが曇ったりするという煩わしさがない…など、コンタクトレンズの利点は多いと思われます(本人談)。

一方で、コンタクトレンズにも欠点はあります。
まず、装用に伴う眼への負担が大きいことがあげられます。角膜には血管が無いため酸素の供給は涙液を通じて行なわれますが、コンタクトレンズを装用した場合は涙液への酸素の透過が阻害されるため結果的に角膜へも酸素が供給されにくくなり角膜への負担が大きくなります(とくに、角膜の内皮細胞が減少していきます)。

さらに、眼が乾きやすいという欠点もあります。ドライアイの症状や、その結果として、角膜に傷が付きやすく、感染症になりやすいといったこともあります。

他にも、しっかりと消毒や装用時間・期限を守らなければ、細菌や真菌に感染するリスクが上がります。特に注目されているのが、失明の危険の高いアカントアメーバ角膜炎です。

こうした危険性を下げるためにも、洗浄や消毒を適切に行う、装用時間を守る、使用期限を守る、装用したまま眠らない、自覚できる異常が無くても定期的に医師の検診を受けるなど、医師の指示を守って正しく使用することが何よりも重要であるとされています。

最近では、含水率に頼らず(含水率が高いほど脂質やたんぱく質がレンズに沈着しやすく衛生面でのリスクが増す)、高い酸素透過性が得られるといった、シリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズが登場したようです。また、上記の通り、連続装用が可能となったコンタクトレンズも登場してきました。

ですが、使用期限といったものをしっかりと守らなければ、今まで同様、癌疾患のリスクは上がってしまうのではないでしょうか。使用法を守り、定期的な医師の診察を受けることを忘れないようにお願いします。

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