フリーアナウンサー古瀬絵理(29)が、“チャドクガ”の幼虫、いわゆる毛虫による湿疹のため、禁酒中であることを自身のブログで明らかにした。

ブログによると、古瀬は腕にチクチクと痛がゆい湿疹ができたため、皮膚科へ行き、チャドクガの粉が原因と判明したようだ。温まるとかゆくなるため、湯船への入浴、飲酒など、ドクターストップがかかっている様子。「ちょうどよいダイエットだと思って 今夜もスパークリングウォーターで がまん。がまん」と、しばらくは禁酒生活が続きそうだ。

実は、古瀬はチャドクガに触れたことも、見たこともないそうだ。ブログに写真を掲載しようか思ったらしいが、あまりに不気味な写真のため掲載を躊躇している。
(古瀬絵理 毛虫による湿疹で禁酒生活)


チャドクガ(茶毒蛾)は、本州以南の日本各地に分布しています。日本では代表的な毒蛾です。幼虫(いわゆるケムシ)は、4月から10月にかけて年2回発生します(皮膚炎の多い時期は5〜6月と8〜9月)。成長するにしたがって、木全体に拡散します。食欲旺盛で放っておくと、木が一本まる裸にされてしまうこともあるそうです。

チャドクガは生涯を通じて毒針毛をもち、触れると強いアレルギー反応を起こします。毒蛾の毛虫1匹にある毒針毛は50万本から600万本といわれています。症状としては、触れてから2〜3時間して赤くはれ上がり痒くなります。

発疹同士は融合せず、痛痒さを感じます。ここを掻きむしったりして擦ると、皮膚に刺さった毒針がさらに皮膚の奥に深く刺さり、治癒が困難となることがあります。

アレルギーなので、1回目より2回目、3回目の方が症状が重くなります。放置すると、次第に全身に及び、痛痒感で眠れなくなってしまうほどだそうです。発熱や目まいを生ずることもあります。

掻痒感は長期にわたり、厄介な毒です。触れたときは気がつかず、後でヒリヒリして気づくことが多いそうです。気がついたらさわらずに、ガムテープなどを貼って毒針毛を除去します。流水で時間をかけて洗い流し、抗ヒスタミン薬軟膏などを塗布します。痒みが強かったり、全身へ及んでくるなど、症状が重くなってきたら、医師へ相談することが勧められます。

痒みを抑えるためにも、湯船への入浴、飲酒などは避けた方が良いそうです。この時期は、多く発生しているため、キャンプなどへお出かけの際はお気をつけ下さい。

【関連記事】
炎症反応止める酵素発見−アレルギー疾患やリウマチ治療に期待

アナフィラキシーショックとは:本当は結構怖い「虫さされ」