マレーシア北部ペナン島で、9歳の少年が入浴中に滑って鉄パイプに陰部を挟み、救急要請を受けた医療スタッフや消防隊員らによって救出された。28日付の現地紙ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

それによると、少年は隣の部屋にいる兄弟から呼ばれて風呂場の間仕切りをよじ登ったところ、むき出しの鉄パイプの上に滑り落ち、その際に睾丸部分を挟んでしまったという。

少年の自宅からの緊急通報によって医療スタッフが駆けつけたが、L字型の鉄パイプを取り除くことが出来ず、その後、要請に応じて出動した消防隊員が水圧カッターでパイプの両端を切断し、少年を病院に搬送した。

搬送時に痛みで悲鳴を上げていた少年は、医者らによる約30分の処置後に退院した。
(マレーシアの救急隊員、鉄パイプに陰部挟んだ少年を救出)


陰嚢の損傷では、たとえば喧嘩、スポーツ、交通外傷などが原因としてあげられます。重篤なものでは、挫滅するような強い打撲や、皮膚または性器の剥離によることが多いそうです。

例えば、ケンカなど(例えば蹴られたりしたときなど)で生じたり、剥離してしまうような損傷は、工場や農場の労働者の間で衣服が機械に絡まれたときに起こるそうです。

結果として、精巣の損傷(断裂や破裂)が起こってしまうようなこともあります。そうした場合、エコーで陰嚢内超音波で血腫や白膜の断裂が起こっていることを確認します。

治療としては、保存的な治療(小さな血腫や血瘤は保存的に治療)や、外科的に白膜を縫合する必要もあります。何かが刺さった、などというような場合は、デブリドマンやドレナージが必要となります。
陰嚢全体が離断してしまった場合では、精子形成とホルモン機能の維持を期待して、大腿あるいは下腹部の皮下に睾丸を埋めるような治療が行われることもあるそうです。これは、睾丸への血液の供給が性器皮膚への血液の供給とは異なるため、このようなことが可能であるそうです。

恥ずかしいやら痛いやらで、何とも可哀想なことになってしまった少年の話。無事に救出されて、本当に良かったです。子供は、本当に突拍子もない怪我をするとは聞きましたが、こんなことになるとは本人を含めて、思いもしなかったでしょうね。

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