大相撲界では、大きいことは素晴らしいことで、力士たちの体も肥大化する一方。秋場所の直前に行われた計量でも、幕内力士の平均身長は184.3センチ、体重は150キロちょうど。最重量は、雅山の185キロだった。ふた昔前までは想像もつかない大きさだ。
 
どうして力士の体はこんなに大きくなったのか。食事内容がよくなったのは確かだが、さまざまな栄養補助食品などの導入も見逃せない。中には、ドーピングにひっかかるような危険なものもあるとみられている。このため、相撲協会もやっと重い腰をあげ、今年の6月に親方や専門家からなる「アンチドーピング委員会」を立ち上げ、この問題に真剣に取り組み始めた。

このほど、このドーピングに引っかかる危険なものの中に、朝青龍が信奉しているニンニク注射が入っていることがわかった。朝青龍のパワーの秘密は、ニンニク注射にあると言っても過言ではない。取組後、報道陣と談笑中も「あれはとてもよく効く。夕べも2本、打ってきた」などと話し、この効果で優勝回数を増やしてきた。日本で閉じこもり中も、この注射の第一人者の平石貴久医師が自宅マンションを頻繁に訪れて打っている。
(朝青龍のニンニク注射も禁止?大相撲ドーピング対策へ)


Jリーグでもドーピング対策が強化され、違反に関与した医師ら関係者も処罰できるような規程改正がされるのではないか、と一時期話題になりました。

川崎のFW我那覇選手が、2007年04月23日の練習後、違反と知らずにチームドクターから「ニンニク注射」と呼ばれる注射を受けたことで問題になりました。ニンニク注射は、禁止薬物ではありませんが、Jリーグは静脈注射そのものを禁止しており、その後の試合出場を自粛しています。

ニンニク注射の主成分は、ビタミンB群(主にB1やB2など)とグリコーゲンで、注射するとニンニクのような香りがするのは、ビタミンB1に含まれる硫黄によるものです。ビタミンB1は、糖質が分解され、エネルギーに変わる時の反応に不可欠なものだとされています。また、乳酸の分解を促進するとされているので、疲労回復にも効くと考えられています。

この時期に発表となると、少しでも名誉・信頼回復したいと勘ぐってしまいますが、ドーピングした力士が出てやぶ蛇に、なんてことにならないことを望んでいます。

【関連記事】
Jリーグのドーピング問題 注射した医師も処罰の対象に

タイガーバーム愛用者もご注意?−サリチル酸中毒