米国人6000人余りを対象にした調査で、公衆トイレで手を洗う人の割合が77%と、2005年に実施した同様の調査から6%低下したことが明らかになった。米研究者らが17日、シカゴでの抗菌薬および化学療法に関する学術会議で発表した。

米国疾病予防管理センターは、手洗いは病気の感染を減らすには単独で最も重要な予防手段としている。

米微生物学会と米せっけん洗剤協会が行った電話調査では、成人の92%が公衆トイレ使用後に手を洗うと答えたが、公衆トイレで実際に調査したところ、必ずしも回答が実態を反映していないことがわかった。

公衆トイレで手を洗っているのが確認できたのは、男性で66%、女性で88%だった。
(公衆トイレで手を洗う人の割合が低下)


手洗いは、小さな頃から「帰ってきたら、うがい手洗い」「トイレの後は必ず手を洗う」などと教えられてきたのではないでしょうか。

特に、風邪やインフルエンザ、ノロウイルス対策にも効果が期待できると思われます。また、食品を扱う際は、O157などを始めとして食中毒対策という側面も持ちます。ただ、流水で洗うだけや、普通の石けん(薬用以外)では汚れを落とすのみで、殺菌効果はあまりないのではないかと思われます。確実な感染症予防には、消毒液を使用した方が良いと考えられます。

いわゆる薬用石けんとは、通常の石けんにトリクロサンやトリクロカルバンなどの殺菌成分を配合したものが一般に普及しています。食事前などでは、できればそうしたものを利用して、しっかりと消毒することが望まれます。

…まぁ、こうした衛生学的な問題なんかよりも、洗わない人は「もう、汚っないなぁ〜」と非難してしまいたい気持ちになってしまいます。とくに、男性は洗ってない人が34%にも及んでいるという調査結果は、ショックです。こうしたことを聞いてしまうと、電車のつり革などを持つことが躊躇われてしまいますね。

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