台湾の教育省が20日、同国の子どもの身長が低くなる傾向にあると発表したことを受け、教育関係者は、勉強に対する圧力や貧弱な食生活、睡眠不足などが低身長化の原因の一部との見方を示した。

発表によると、2003─2005年の間に4─6学年の子どもの平均身長は年間1センチメートル低くなっており、その原因として偏った食事や運動不足、不十分な睡眠などが挙げられるという。

同国では、小学生の子どもを持つ教育熱心な両親は、放課後に英語や芸術、音楽教室に子どもを通わせている。

ある12歳の男児は、睡眠や運動が不足している生徒がいると述べ、「もっと勉強をさせようとする親もいる」と明かした。
(台湾の子どもが低身長化、勉強に対する圧力が原因か)


低身長の定義は、標準身長−2SD以下(およそ100人に2〜3人程度)、もしくは2年間の成長速度が−1.5SD以下である場合に低身長と定義されます。平均身長が1cm低くなっているところで、病的な意味は少ないでしょうが、睡眠不足や運動不足は、健全な発育に問題があることは容易に想像できます。

小人症の原因としては、以下のようなものがあります。
・特発性
・胎内発育不全
・成長ホルモン分泌不全
・甲状腺機能低下症
・ターナー症候群

特発性のものとは、原因不明によって低身長が起こるものであり、低身長を主訴とする人の95%を占めるといわれています。胎内発育不全性低身長において、低身長となった乳児は、3歳までに他の児童に成長が追いつくことが多いそうです。追いつかない場合に、低身長が問題となってきます。下垂体前葉ホルモンである成長ホルモンは、小児期の成長に関与しており、成長ホルモンの欠乏により低身長を引き起こすことがあります。ターナー症候群の患児にも低身長が生じ、小児期からの成長ホルモン補充療法が必要とされます。

こうした疾患に関しては、治療が必要となります。ですが、上記のニュースではこうした原因はないと考えられます。ですが、過剰なストレスが成長だけでなく、精神的な発達も問題となってきてしまうと考えられます。教育は重要かと思いますが、睡眠を削って…といったことは、やりすぎではないでしょうか。過ぎたるは及ばざるがごとし、ということでしょうね。

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