人気ユニット「DREAMS COME TRUE」のメーンボーカル、吉田美和さん(42)のパートナーで映像ディレクター、末田健さん(33)が亡くなっていたことが30日、分かった。
 
吉田さんの所属レコード会社の発表によると、病気療養中だった末田さんは9月26日に亡くなり、通夜・告別式は近親者のみで執り行われた。
 
末田さんはモーニング娘。や大塚愛ら大物Jポップアーティストのミュージックビデオを多数作成、その芸術性が注目されていた。吉田さんとは2004年5月に結婚、「パートナー」として吉田さんを支えてきた。
(ドリカム吉田美和さんのパートナー、末田健氏死去)


末田さんの容体が急変したのは、くしくもドリカムのツアーが始まった8月上旬。緊急入院後は、両親と吉田が昼夜なく看病を続けたそうです(悲痛…吉田美和 33歳の夫が急死)。こうした急変が起こっていることから、脳腫瘍、とくに胚細胞性腫瘍が起こりやすい松果体腫瘍が起こっていたのではないか、と思われます(他にも精巣腫瘍で起こりやすいですが、こうした急性の変化はあまり起こらないように思います)。

松果体部腫瘍とは、松果体およびその近傍に発生する腫瘍を指します。諸外国の原発性脳腫瘍のなかで占める割合は2%程度ですが、わが国では約4%と多いと考えられます。この部に発生する腫瘍の組織型および臨床症状は多彩です。松果体に発生する腫瘍のうち頻度が多いものは胚細胞性腫瘍germ cell tumorで、胚芽腫,奇形腫,絨毛上皮腫(絨毛癌),胎児性癌などからなります。

症状は、組織型を問わず以下のような共通の症状が出現してきます。
‘痛、嘔吐(中脳水道圧迫による頭蓋内圧亢進が起こるため)
Argyll Robertson瞳孔:対光反射がみられず、輻湊反射は正常
 上方注視障害(パリノー症候群Parinaud syndromeとも呼ばれる)
 中枢性難聴
 (中脳四丘体や中脳の圧迫あるいは浸潤による症状として起こる)
小脳失調
ぞ児に発生するHCG産生胚細胞腫瘍では、時に思春期早発症がみられる。

治療としては、生検、術中病理診断を行い胚腫であればあえてあえて無理に全摘せず(可能であれば全摘)、術後に放射線療法(拡大局所照射)と化学療法を施行します。生検で胚腫以外かつ放射線抵抗性の腫瘍であれば、極力全摘を試みて、術後に放射線・化学療法を行います。また、近年では自家骨髄細胞や末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法が試みられてもいます。

33歳という、非常に若くして亡くなられてしまったようです。悲しみを乗り越えて、吉田さんには、今後も頑張って活動を続けていただきたいと思われます。

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