フィリピンの首都マニラにあるホテルで2日、女装者や性転換者による「ビューティー・コンテスト」の記者発表が行われた。

コンテスト参加者らはビキニの水着姿で勢ぞろい。鏡に向かって化粧をする姿や、カメラに向かって笑顔で手を振る姿などがみられた。
(フィリピンで性転換者の「ビューティー・コンテスト」)


性同一性障害 (GID; Gender Identity Disorder) とは、精神的には身体的性とは反対の性に属するとした方が自然であるような状態です。身体的には男性か女性のいずれかに正常に属し、身体的・精神的にも正常であるにも関わらず、自分の身体的な性別を受容できず、更に身体的性別とは反対の性であることを、もしくは自分の身体の性と社会的に一致すると見做されている(特に服飾を中心とした)性的文化を受容できず、更にはそれと反対の性的文化に属することを、自然と考える人たち(トランスジェンダー)を指します。

簡単に言ってしまえば、「性自認(自身の性がどちらが、より自然であると捉えているか、ということ)と身体の性が食い違った状態」ということでしょう。

国内でも、2004年7月16日に施行された「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」によって、性同一性障害者のうち特定の条件を満たす者に対して、家庭裁判所の審判を経ることによって法令上の性別の取り扱いを性自認に合致するものに変更することを認め、戸籍上の性別記載を変更できる、といった方策が打ち出されました。

また、世田谷区議会議員である上川あやさんの登場などでも、性同一性障害の理解が広まってはいるとは言えそうです。しかしながら、まだ誤解や偏見といった問題もまだ存在していると考えられます。

上川あやさんのHPによると、「必要な時に必要な医療を受ける、職業を得て働く、住居を確保する、愛する人と家庭を持つ…これらのありふれた願いが、 性同一性障害を持っている人々には叶えられないという状況があります」とのことです。

真の意味で、社会的に彼らが受け入れられることのために、上記ニュースのような活動が十分に意義あるものか…と言われれば少し疑問ですが、こうした機会が考える切っ掛けになれば、と思われます。

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