経済産業省が12年ぶりに行った日本人の体格調査で、男女ともに身長が伸びた一方、男性は太めに、女性は細めにと対照的な変化を遂げたことが明らかになった。調査は6742人を対象に行われた。

調査によると、40歳代の平均身長は男女ともに3センチ近く伸びた。また、平均体重については、男性は4キロ増だったのに対し、女性は1キロ減という結果だった。

経済産業省ではこの調査結果について、男性が余暇にゴルフや野球をしなくなる一方で、女性は運動に対して意欲的であるためという可能性があるのではないかとしている。
(日本人、12年前と比べ男性は太め・女性は細めに=政府調査)


7月に、日本人の平均寿命が男性79.00歳、女性85.81歳で過去最高を更新したことが明らかになりました。ですが、以前は長寿県として有名だった沖縄県は、男性が26位とかなりのランクダウンしています(女性は相変わらず1位ですが)。

その背景として、ファーストフード店が人口に対する店舗数が、全国に比較してかなり多い(1.7倍といわれています)ことがあげられています。つまり、今までのようなバランスのとれた栄養を、摂っている人が少なくなってしまった、ということが原因のようです。

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態をいいます。

それぞれ単独でも、リスクを高めますが、これらが多数重積すると相乗的に動脈硬化性疾患の発生頻度が高まるため、リスクが重なった状態はハイリスク群として予防・治療の対象と考えられています。近年では、特に内臓脂肪の蓄積による肥満が共通の基盤として着目されています。ちなみに、「初診時に尿酸が7.1mg/dl以上か尿のpHが5.5未満で酸性が強いと、メタボリックシンドロームに陥る可能性が高まる」とのことです。

体重だけでは、本当に「太いだけ」ということはわかりませんが(筋力の増強によるものかもしれません)、やはり太りすぎには「(健康面では)百害あって一利無し」といったことになるでしょう。この機会に、気になる方はダイエットを始めてはいかがでしょうか。

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