オリンパスと北海道大学、東京大学、京都府立医科大学の共同研究チームは15日、2ミリメートル以下の超早期がんの発見に役立つ内視鏡用の分光素子を開発したと発表した。がんに関連する分子と反応する蛍光物質を使い、微小ながんを浮かび上がらせる。2013年ごろの臨床試験を目指す。
 
直径10ミリメートルの内視鏡の先端に装着可能な直径6.9ミリメートルの超小型分光素子を開発した。内蔵する2枚のフィルターの距離を自在に制御し、狙った分子が出す波長だけを検出する。
(オリンパス・北大など、超早期がんを発見へ)


あらかじめ、患者さんに『癌に関連する分子と反応する蛍光物質』を投与し、微小な癌組織を浮かび上がらせる→超小型分光素子によって狙った分子が出す波長だけを検出する、といった原理のようです。

最近、ガンの新型診断薬である「テロメスキャン」というものが試作されたそうですが、原理は同様のもののようです。これは、テロメライシンという物質を使用し、「テロメライシンは正常な細胞では増えず、ガン細胞に入った時だけ増殖する」という性質を用いています。これに、蛍光を発する遺伝子を組み込んで利用します。

結果、病巣部の取り残しや微小な癌の発見に繋がると考えられています。
早期発見ならば、生存率の向上はもとより、体への負担が少なくて済みます。こうした技術が検査にも応用されれば、癌死による死亡率が減少すると期待されます。

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