違法の処方薬を混ぜたサルサディップを他人に食べさせ、健康を損なわせたとして、アイオワ州北東部の女性が逮捕された。

ファイエット郡保安官事務所が15日に発表したところによれば、ジェイデン・シュビッカース容疑者 (18) は12日、有害物質管理に関する重罪で逮捕された。

ジェイムズ・デイヴィス本部長補佐によれば、シュビッカース容疑者は9月22日、ウエストユニオンの自宅で、サルサチーズディップに抗うつ剤を意図的に混入させた。

1名が気分を悪くしたが、医師の診察はうけなかった。この人物が3日後に警察に通報した。警察は州の鑑識が薬物を検出するのを待っているところだという。

シュビッカース容疑者は土曜日に釈放されている。
(薬物入りサルサディップをふるまった女性を逮捕)


うつ病に対しては、抗うつ薬の服用が行われ、臨床的にその効果が実証されていると考えられています。ただし抗うつ薬の効果は必ずしも即効的ではなく、効果が明確に現れるには1〜3週間の継続的服用が必要です。

抗うつ薬のうち、従来より用いられてきた三環系あるいは四環系抗うつ薬は、口渇・便秘・眠気などの副作用が比較的多いです。これは、抗コリン作用、抗α1作用なども併せ持っているため、こうした副作用が現れると考えられます。

近年開発された、セロトニン系に選択的に作用する薬剤SSRIや、セロトニンとノルアドレナリンに選択的に作用する薬剤SNRI等は副作用は比較的少ないとされています。ですが、臨床的効果は三環系抗うつ薬より弱いとされています。また、不安・焦燥が強い場合などは抗不安薬を、不眠が強い場合は睡眠導入剤を併用することも多いです。

SSRIの特徴的な副作用としては、セロトニン系の作用と関連している悪心・嘔吐や性機能障害があります。また、急激に服薬を中止するとめまい、悪心、発熱などの退薬症状が起こりやすいのも特徴的です。

恐らく、SSRIなどを混ぜてしまったのだと思われます。何故こんなコトをしてしまったのか、動機が知りたいところです。

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