お笑いタレントの山崎邦正(39)が13日に、腸炎のため都内の病院に入院したことが19日分かった。

所属する吉本興業によると、大腸の一部である結腸に炎症があり、腹膜炎を引き起こす可能性もあるため大事を取った。今週中にも退院の見込み。19日放送の読売テレビ「なるトモ!」(関西ローカル)で、出演者のメッセンジャー・黒田(37)が「邦正さんから“オレ、入院してんねん”というメールが届いた」と暴露した。
(山崎邦正あわや腹膜炎に!腸炎で入院)


大腸炎とは、漠然と大腸の炎症性疾患を意味する名称で、原因により多くの疾患から構成されています。

大腸炎は、以下のように分類できます。
1)感染性の大腸炎
→従来は赤痢菌によるものが多かったですが、最近ではカンピロバクター、エルシニア、毒素原性大腸菌などによるものが多い。

2)薬剤性大腸炎
→薬剤とくに抗生物質(クリンダマイシン,ペニシリンなど)で起こるもので、病型から偽膜性大腸炎(偽膜性腸炎)、出血性大腸炎に大別されます。

3)虚血性大腸炎
→大腸の血流障害によって、大腸組織が無酸素症になるため、変性壊死に陥り、それに炎症性変化が加味されたもので、血流障害の程度、病期により種々の病像を呈します。壊死型、狭窄型、一過性型に分けられます。

4)放射線照射後大腸炎
→子宮癌など骨盤内臓器の悪性腫瘍に対する放射線治療後に起こります。

5)その他
→慢性の経過をとり、通常寛解と再燃をくり返す潰瘍性大腸炎もこの中に含まれる。


『炎症を抑えるため、抗生物質の点滴静注によって加療中』とのことなので、恐らく感染性大腸炎であると思われます。症状として下痢、腹痛、発熱などがみられます。

ですが、「たかが胃腸炎」などと言って放置してしまうと、やはり腹膜炎を起こしてしまう可能性もあります。腹膜炎とは、以下のようなものです。
腹膜炎とは、腹膜の炎症性疾患のことです。腹膜とは、腹部内臓の表面と、腹壁の内側に、ぴったり沿うように覆う膜のことです。ちなみに、内臓の表面を覆っている膜と腹壁の内側の膜はひとつながりにつながって閉じた構造(袋のように)になっています。この内側を腹膜腔と呼びます。

腹膜炎は、その経過により急性、慢性、また病変の範囲により汎発性、限局性に分けられます。最も重篤なものは胃、腸、虫垂、胆嚢などの内腔性臓器の穿孔により内容が漏れて、腹膜の刺激、感染が惹起された穿孔性腹膜炎と呼ばれるものです。

こうなってしまうと激烈な痛みがあり、始めは穿孔部に限局した痛みがありますが、その後には腹部全体に広がってきます。腹壁は硬く触れて、腸麻痺をきたすと腹部膨満を呈してきます。

一定時間たつと脱水、電解質のアンバランス、循環障害、ショックとなり開腹手術など適切な処置が行われぬかぎり、敗血症を併発し、亡くなってしまう恐れもあります。

お忙しい仕事とは思われますが、しっかりと静養していただきたいと思います。

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