自宅近くの病院を簡単検索−。名古屋大は伊藤忠商事と共同で、全国版の病院検索システム「ホスピタル・ナビ」を開発し、24日に一般公開を開始する。携帯電話でも検索可能で、「自宅や旅先で突然、病気にかかった際に活用してもらえれば」としている。

同ナビは病院や診療所、歯科病院など計約14万9000件の情報を網羅。住所や診療科目を入力すれば、半径1キロの範囲内にある医療機関の一覧や地図上の位置表示を見ることができる。

医療機関のデータは診療科目の休診など変更が多く、1カ月で数百件の更新が必要。これまでの病院情報検索サイトには全国の情報を網羅したものがなく、データ更新も遅かったという。
(患者から1キロ圏の病院検索、名古屋大がネットで公開)


ネット利用による医療検索サービスは、現在はかなり多くなってきているようです。たとえば、「矯正歯科医院の検索サイト」が登場していたりします。これは、歯科医院が広告主になり、そのサイト内で宣伝ができるというサービスのようです。近所の歯科医院を探せ、その料金やシステムを知りうることができるなど、便利なサービスであると思われます。

現在Microsoftは、ユーザーが体重の増減や糖尿病などの疾患に関する個人的な健康情報を管理・監視するのを支援する無料のサービスを提供しています。他にも、「HealthVault Search」という電子健康記録サービスを発表しています。これは、Live Searchと統合した同検索エンジンは、オンライン上の関連する健康情報コンテンツを体系化し、ユーザーがより迅速かつ正確に答えを見つけられるようにするもののようです。

他にもWeb検索で、診断の難しい健康問題について、ユーザーが単純にブラウザに症状を入力して何度も検索を実行していることに着目して、Googleのメイヤー氏は「医療情報に対するユーザーのニーズは高く、いずれ当社はそれを満たさなければならない」とと語っていることからも、今後はこうした症状などから診断の補助をしてくれるようなサービスも出てくるのではないでしょうか。また、個人の医療記録を持ち歩けるようにし、それを閲覧できることについても検討中だといいます。

他にも、ネットによる医療サービスは以下のようなものもあります。
現在、ネットで健診を受けられる「e-ヘルスバンク」というサービスがあり、ネットに接続できる環境があれば自宅や会社など場所を選ばず手軽に健康状態がチェックできます。

これは、「座骨が痛みますか」や「手足の筋肉が痛みますか」など、男性212問、女性232問の問診項目に回答するだけで、消化器、循環器、呼吸器など9系統33項目についての診断結果がすぐに出されるというもの。この診断結果は、ちゃんとした検診・検査による結果と比べて89.3%という高い診断確率を誇っているといいます。

利用方法は、運営する日本ヘルスバンクや代理店でプリペイドカードの「e-ヘルスバンク・カード」を購入し、発行されたIDとパスワードを入力するだけ。パソコンだけでなく、携帯電話や地上波デジタル放送テレビのポータルサービス「アクトビラ(acTVila)」でも健診が受けられるのだ。プリペイドカードの料金は1050円で、この1枚で年4回まで受診することができるとのこと。

他にもイギリスでは、出生前の胎児の性別を判定する、インターネット販売の検査サービス(DNA Worldwide)があります。検査は採血針採取した妊婦の血液中のY染色体の有無を調べる手法で、Y染色体が検出されれば男児ということになる、とのことです。精度は99%で、異なる結果が出た場合は返金するとしています。検査は妊娠6週以降であれば可能だそうです。

忙しくても健康には気を使いたい、性感染症など匿名性が重要な検査などでは、こうした手軽さや顔の見えないネットによる医療サービス利用が、今後はますます増えて便利になるのではないかと期待されます。

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