歌手の浜崎あゆみ(29)が6日までに、左耳の聴力を失ったことを会員制のファンクラブサイトで明かした。昨年、検査で明らかになったとし「左耳はもう完全に機能しておらず、治療のすべはないと診断された」と説明。今年は歌手デビュー10周年を迎え、4月からはアジアツアーが組まれている浜崎。「ボーカリストであり続けたい」と記しており、予定通り開催する意向だ。
浜崎は4日、自分のサイト内のブログで「今年の私のぶっちゃけた抱負」と書き出し、「実は去年、耳の検査をしてもらったのだけれど、左耳はもう完全に機能しておらず、治療のすべはないと診断されたんだ」と報告。「みんなの(ファンの)メッセージの量がものすごいので」あらためて更新した際には「正直、病院で先生から治すすべはない、手遅れだって言われた時は頭の中が真っ白になった」とつづった。
00年には同じ左耳の「突発性内耳障害」で全国ツアー2公演を延期しており、持病が悪化したと思われる。最近は音楽関係者に「左耳が難聴になって困っている」と明かしていた。昨年大みそかのNHK紅白歌合戦や自身の年越しコンサートでは音程が取りづらそうな場面も見られ、聴力を失った影響と考えられる。
今後については「それでもやっぱり、私はボーカリストであり続けたい。残されたこの右耳がいけるところまで、限界まで歌い続ける」と意気込んでいる。4月5日に東京・国立代々木競技場第1体育館で開幕するアジアツアーも変更なく開催するという。所属事務所は「浜崎がより歌いやすい環境を整えながら、予定通り活動していきます」とした。
浜崎はライブで演奏の音を正確に拾うためのイヤーモニターを両耳に入れるケースが多いが、音楽関係者は「右だけに入れる歌手が大半で、今後の活動にはそれほど支障がないはず」とした。
(あゆ告白「左耳の聴覚失った」)
「突発性内耳障害」という用語は、『南山堂 医学大事典』『医歯薬出版 最新医学大辞典』『医学書院 医学大辞典』『今日の診療』といった辞書で調べてみたところ、どれも掲載されていませんでした。用語から推測するに、突発に内耳に障害が起こり、感音難聴などが起こることではないか、と考えられます(耳の奥の痛みと不快感、難聴感を伴う病状だそうです)。
そもそも内耳とは、耳を外耳、中耳、内耳と3つに分けたときに最も内側にあたる部分であり、蝸牛と前庭・三半規管からなります。聴覚にかかわるのは蝸牛であり、ここに音の振動を神経(蝸牛神経)に伝えるための構造があります。ここが障害されると、感音難聴と呼ばれる状態になります。特に、障害の部位が蝸牛に限局している場合の感音難聴を内耳性難聴といいます。
急性に感音難聴を起こす原因としては、以下のようなものがあります。
浜崎は4日、自分のサイト内のブログで「今年の私のぶっちゃけた抱負」と書き出し、「実は去年、耳の検査をしてもらったのだけれど、左耳はもう完全に機能しておらず、治療のすべはないと診断されたんだ」と報告。「みんなの(ファンの)メッセージの量がものすごいので」あらためて更新した際には「正直、病院で先生から治すすべはない、手遅れだって言われた時は頭の中が真っ白になった」とつづった。
00年には同じ左耳の「突発性内耳障害」で全国ツアー2公演を延期しており、持病が悪化したと思われる。最近は音楽関係者に「左耳が難聴になって困っている」と明かしていた。昨年大みそかのNHK紅白歌合戦や自身の年越しコンサートでは音程が取りづらそうな場面も見られ、聴力を失った影響と考えられる。
今後については「それでもやっぱり、私はボーカリストであり続けたい。残されたこの右耳がいけるところまで、限界まで歌い続ける」と意気込んでいる。4月5日に東京・国立代々木競技場第1体育館で開幕するアジアツアーも変更なく開催するという。所属事務所は「浜崎がより歌いやすい環境を整えながら、予定通り活動していきます」とした。
浜崎はライブで演奏の音を正確に拾うためのイヤーモニターを両耳に入れるケースが多いが、音楽関係者は「右だけに入れる歌手が大半で、今後の活動にはそれほど支障がないはず」とした。
(あゆ告白「左耳の聴覚失った」)
「突発性内耳障害」という用語は、『南山堂 医学大事典』『医歯薬出版 最新医学大辞典』『医学書院 医学大辞典』『今日の診療』といった辞書で調べてみたところ、どれも掲載されていませんでした。用語から推測するに、突発に内耳に障害が起こり、感音難聴などが起こることではないか、と考えられます(耳の奥の痛みと不快感、難聴感を伴う病状だそうです)。
そもそも内耳とは、耳を外耳、中耳、内耳と3つに分けたときに最も内側にあたる部分であり、蝸牛と前庭・三半規管からなります。聴覚にかかわるのは蝸牛であり、ここに音の振動を神経(蝸牛神経)に伝えるための構造があります。ここが障害されると、感音難聴と呼ばれる状態になります。特に、障害の部位が蝸牛に限局している場合の感音難聴を内耳性難聴といいます。
急性に感音難聴を起こす原因としては、以下のようなものがあります。
原因としてムンプス(いわゆる、おたふく風邪)、ハント症候群、血流障害、聴神経腫瘍、薬剤性、音響・気圧・頭部外傷などの外傷性、髄膜炎の内耳への波及、膠原病など免疫不全に伴うものなどがあります。日常的な大きな音に晒される機会の多い浜崎さんのことを考えると、音響による外傷性の可能性もあるかも知れませんね。
実は、急性感音難聴の治療が期待できるのは、ほとんどの例で発症後1ヶ月程度で、せいぜい2ヶ月までであると言われています。その後は、その聴力が半永久的に続くと理解して、治療可能期間の重要性が言われています。また、難聴以上に耳鳴を苦にされる患者さんもいらっしゃいます。難聴が残った場合,耳鳴も長期に持続することが多いといわれています。
ロックコンサートなど強大音による難聴では、再度のコンサートを避ける必要があります。ところが歌手など、職業としている人にとっては、それを中止することは難しいことではないかと思われます。
もしかしたら、もう一方の耳にも障害が出始めているかも知れません。騒音性難聴では、両耳が障害されてしまうことが多いです。しっかりと治療なさってから、再び元気な姿を見せていただきたいと思われます。
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有名人の症例集
急性咽頭炎および横紋筋融解症で入院した 町田慎吾さん
実は、急性感音難聴の治療が期待できるのは、ほとんどの例で発症後1ヶ月程度で、せいぜい2ヶ月までであると言われています。その後は、その聴力が半永久的に続くと理解して、治療可能期間の重要性が言われています。また、難聴以上に耳鳴を苦にされる患者さんもいらっしゃいます。難聴が残った場合,耳鳴も長期に持続することが多いといわれています。
ロックコンサートなど強大音による難聴では、再度のコンサートを避ける必要があります。ところが歌手など、職業としている人にとっては、それを中止することは難しいことではないかと思われます。
もしかしたら、もう一方の耳にも障害が出始めているかも知れません。騒音性難聴では、両耳が障害されてしまうことが多いです。しっかりと治療なさってから、再び元気な姿を見せていただきたいと思われます。
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