SPEEDが、日本テレビ系「24時間テレビ31 愛は地球を救う」にて再結成ライブを行うことが明らかになった。

番組では今井絵理子が長男・礼夢(らいむ)君の聴力障害を告白。障害者への理解と手話の普及を訴えたいという彼女の思いに他のメンバーも応え、「White Love」をはじめとするスペシャルメドレーを披露することが決定した。

番組は「SPEED 復活を支えた2つの誓い」と題し、8月31日16時ごろから約30分間オンエア。ドキュメンタリー+ミニライブ形式の内容が予定されている。
(SPEEDが再結成「24時間テレビ」で障害への理解訴え)


難聴には、外耳、中耳における異常の伝音難聴と、内耳あるいはより中枢(後迷路)における異常の感音難聴があります。感音難聴は障害部位により内耳性難聴と後迷路性難聴に大別され、さらに後者は聴神経性、脳幹性、皮質性難聴などに分けられます。

一般的に、伝音難聴は軽度から中等度の難聴とどまると考えられ、治療により改善、治癒するものが多いです。一方、高度難聴となる場合は感音難聴が考えられ、治癒が難しい状況にあります。

高度感音難聴の病因としては、先天性には遺伝性疾患(さらに遺伝性疾患のうち約半数が劣性遺伝形式をとる)によるものと、母親の妊娠中の薬物や自然放射線など環境因子によるものがほぼ半数ずつを占めるといわれています。

また、後天性には外傷、アミノ配糖体抗菌薬などの薬物、突発性難聴、メニエール病などが代表的ですが、そのほか近年の高齢化に伴い加齢による高度難聴も増えつつあります。

先天性難聴では、コルチ器を構成するそれぞれの難聴の遺伝子が明らかとなっています。たとえば、内有毛細胞にはMY06、MY07、MY015、OTOF、STRC、外有毛細胞にはMY06、MY07A、MY015、POU4F3、KCNQ4、STRC、血管条はKVLQT1、KCNE1、GJB2、GJB3、GJB6などの遺伝子が報告されています。

また、中には難聴のほかにも症候を伴うものもあり、遺伝性難聴の約30%を占めます。その代表的なものはAlport症候群、branchio-oto-renal症候群、Waardenburg症候群、Pendred症候群、Usher症候群、ミトコンドリア症候群などがあります。

周生期の出来事によって生じる難聴もあり、その病因が新生児重症黄疸や仮死、脳性麻痺に合併しやすいといわれています。新生児期のサイトメガロウイルス感染も、難聴の原因となると指摘されています。

こうした高度難聴の治療としては、以下のようなものがあります。
高度難聴では、先天性か後天性か(言語習得前からの難聴か、習得後からの難聴か)によって、その治療方針がかなり異なってきます。高度難聴は、言語発達に影響するためできるだけ早く診断し、治療することが必要となります(もちろん、一側性なのか両側性なのかでも変わる)。

新生児聴覚スクリーニング(ー音響放射[OAE]ないしは,聴性脳幹反応[自動ABR])により新生児期に診断されるケースも多くなってきてはいます。幼小児は補聴器装用を行い(生後6〜12か月までに装用)、耳鼻咽喉科専門機関で難聴の程度を精査し、生後1〜2歳までに言葉がでてくるかどうかをよく観察することが望ましいとされています。

言語発達が遅れるようであれば、人工内耳の適応となります(高度難聴が一側性で対側耳が正常聴力の場合は補聴器や人工内耳の適応とはならない)。先天性高度感音難聴に対する人工内耳手術は、現在2歳代と低年齢化しています。そのため、聴き取りや発音もよく、普通小学校へ入学することも多くなっています。

今井さんのご長男がどのような状態にあるのかは不明ですが、障害をもつ親御さんにとっては、この告白が励みになることではないかと思われます。障害に対する理解が社会に広まれば、と願っております。

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