お笑いコンビ・藤崎マーケットの田崎佑一(27)が左足首じん帯を損傷していたことが、5日までに分かった。

11月29日の「M−1グランプリ2008」3回戦の本番前に、2人で持ちネタ“ラララライ体操"をしてじゃれていたところ、左足をひねった田崎。「痛いな~」と思ったが、そのまま本番に出場。30日に病院に行ったところ、全治3〜4週間と診断された。

3回戦は動きのあるネタではなく漫才を行ったため、無事準決勝に進出。しかし、13日にbaseよしもとで行う予定だったソロライブは、万全の状態でファンの前でやりたいという本人らの意向により中止。あらためて、来年2月に同所で行う。
(藤崎マーケット・田崎佑一が左足首じん帯損傷…M1グランプリ)


足関節の靱帯損傷では、多くは内がえし捻挫で足関節外側靱帯を損傷しやすいといわれています。こうした捻挫や靱帯損傷は、1日につき1万に1人の割合で受傷する高頻度の外傷であり、スポーツでの受傷が多いです。

足関節は、距骨下関節との複合体として三次元的な関節運動が可能となっています。距骨下関節は外がえし方向に可動域が少なく、骨性に安定していますが、内がえし方向には可動域が大きく、距踵関節間の靱帯が安定性を支えています。

そのため、足関節捻挫の多くは足関節底屈内反の内がえし捻挫であり、足関節外側靱帯、とくに底屈位で緊張する前距腓靱帯を損傷しやすく、さらに重症となると踵腓靱帯も損傷することになってしまいます。また、同時に距踵関節間の靱帯を損傷することも多いです。

このような運動による受傷する靱帯が異なるため、受傷機転を質問することで、ある程度は損傷靱帯が類推できます。また、初めての捻挫か反復性かは治療方針の決定に重要です。反復する捻挫の場合、足関節に不安定感がないか、関節弛緩性の有無、神経・筋に関する疾患の既往がないかを聞くことが重要となります。スポーツレベル、種目を聞いておくことも必要で、これらは後療法やリハビリテーションにかかわります。

診断や治療としては、以下のように行います。
新鮮損傷靱帯を診断する上で重要なポイントは、^議防位⊆傷機転と同じ方向に軽い力を加えることによる痛みの誘発です。受傷機転と損傷靱帯との関係を理解し診断します。

損傷靱帯の重症度を診断するのは、皮下出血や腫脹の程度です。皮下出血が早期よりある場合や腫脹の著明な場合は、靱帯断裂を考えます。前距腓靱帯は内がえし時外果前縁に靱帯の緊張を触れることが可能なため、受傷直後の腫脹が少ない時期では断裂を確認できます。触診でわからない場合は踵骨を前方に引き出し、前方移動不安定性がないかを確認します。単純X線写真は、骨折との鑑別のため必要となります。

靱帯断裂を疑わない新鮮損傷例では、弾性包帯固定などで10日ほどの患肢安静で良いですが、少しでも断裂を疑う所見のある症例には、機能的装具療法を行います。機能的装具療法をうまく行えば、足関節・距骨下関節複合体の不安定性なく靱帯修復が行われ、靱帯不安定性の愁訴を残す例はほとんどないといわれます。

受傷後24〜48時間以内は、テーピングによる中間位固定で可及的アイシングに努めます。受傷直後患肢荷重可能な症例には内外反制動可能な装具固定を、不能な症例にはU字型ギプス副子固定を行い歩行許可します。U字型ギプス副子は歩行が容易となればこの時点で機能的装具に変えます。装具は入浴と就眠時以外、受傷後5〜6週ころまで着けるようにします。

なかなか休むことが難しいこととは思われますが、しっかりと静養なさって、あまり無理をなさらないようにお願いしたいところではあります。

【関連記事】
有名人の症例集

前十字靱帯損傷に対する再建手術を決意−中田浩二さん