右の主砲がまさかの離脱だ。村田が4回、中前打を放って一塁へ向かう際に右大腿部裏側を痛めて退場。アイシング治療の後、球場内の施設で検査を受けた結果「肉離れ」と判明した。原監督は「村田は重症。プレーできる状態ではない」と代表候補選手だった広島・栗原との入れ替えを決断した。

村田は試合途中でチームとは別に車でロサンゼルスに移動。早ければきょうにも帰国するもようで、広報を通じて「体を張って日本のために全力を尽くしました。あとはみんなに頑張ってもらいたい」とコメント。代表離脱だけでなく2週間後に迫っているシーズン開幕も絶望となった。
(韓国撃破も…村田痛すぎる離脱「悔しい」)


肉離れ(筋挫傷)とは、走る、跳ぶ、蹴るなどの動作で、収縮した筋腱単位に強制的な伸長力が加わって生じる損傷のことを刺します。一時的に引き伸ばされただけの損傷から、一部筋線維の断裂、さらには筋腱単位の部分断裂まであります。

スポーツによって急激に大きな力が働いて起こることが多いため、こうしたものをスポーツ外傷の一つとして捉えられます。

症状としては、痛みや腫れ、運動障害などがあります。肉離れの大半は下肢に起こることが多く、大腿四頭筋、ハムストリングス、腓腹筋などに多く発生します。損傷部の圧痛や腫脹、皮下出血などが主立ったもので、運動時痛(自動的に動かした場合や他動的に伸展する場合)も特徴的です。

こむら返りとの違いとしては、一過性・可逆的な筋の痙攣がこむら返りであり、肉離れは損傷(筋肉の部分断裂など)を起こし、すぐには治らない、といった違いがあります。

ちなみに、「こむら」とは、腓腹筋(ふくらはぎ)を意味します。したがって、「こむら返り」とは腓腹筋の持続的収縮(筋肉の不随意的な持続的で、強直性の痛みを伴う収縮である筋の攣縮)を意味しますが、他の部位の筋における場合にも用いられます。たとえば、大腿、足底部、頸部、背部、腹筋、上肢にも生じることがあります。ただ、こむら返りは、下腿三頭筋(腓腹筋)にみられることが多いです。

また、こむら返りの場合は、筋肉の不随意的な持続的で強直性の収縮である筋の攣縮を示し、痛みを伴った筋攣縮です。こむら返りを生じている筋は、触診・視診上硬く収縮しており、局所の筋が硬く膨隆しているのがわかります。筋攣縮の持続は数秒〜数分のことが多く、一過性・可逆的です。

肉離れは、ダッシュや全力疾走などの動作中に急激に痛みが出現することが多いようです。こうした受傷機転(直接外力の有無、走っていて急に痛みが生じたなど)および圧痛部位で、ほぼ診断はつきますが、MRIや超音波検査で、その範囲や程度が客観的に判定できます。

MRI所見では、筋挫傷や肉ばなれの部位や範囲、血腫の有無などがわかります。超音波検査では出血、筋損傷の程度などがわかり、筋肉の動きもおよそ把握できます。

肉離れの治療としては、以下のようなものがあります。
肉離れの場合、「掬戞廖岫凝戞廖岫慧戞廚箸い辰申転錨拱類があり、慧戮箸發覆襪函筋や腱が損傷してしまい、剥離骨折を起こすこともあるそうです。また、軽症の場合、筋肉組織に大きな損傷が無く、痛みはありますが、気づかれないこともあり、徐々に損傷を大きくしてしまうこともあるようです。

肉離れが起こった後は、とにかく安静にすることが最も重要です。最初の2〜3日間はRICE処置(Rest:安静、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)といって、氷などでの冷却、副木やテーピング、ギプスなどで患部を固定するといったことも行います。慧戮瞭離れが起こっている場合などでは、手術適応(縫合術)となることもあります。

痛みに対しては、非ステロイド系抗炎症剤を使用することが多いようです。リハビリでは、損傷した筋線維の回復を促すために温熱療法を取り入れたり、ストレッチ、筋力強化訓練などを行うこともあります。

症状が軽減してくれば、温熱療法などの物理療法を行いながら、ストレッチングや筋力増強の運動療法を行います。疼痛が消失し、可動域が改善してくれば徐々にスポーツ活動に復帰させます。程度により経過は異なりますが、保存的治療で予後良好で、軽傷の場合2〜3週間でスポーツ復帰が可能となります。

WBCから離脱せざるを得ないことは無念でしょうが、しっかりと静養なさって、再び活躍できる姿を拝見できれば、と思われます。

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