お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭(30)が相方の春日俊彰(30)に続き、インフルエンザA型に感染したことが4日、所属事務所から発表された。同日朝、体調不良を訴え都内の病院で診察を受けたところ、38.4度の発熱があり、簡易検査でA型陽性と診断された。

若林は、春日の感染が明らかになった2日の時点では異常もなく、3日夜に検査を受けた際も、陽性反応は出ていなかった。当面の仕事は中止し、完治するまで外出せずに療養に専念する。

一方の春日は平熱に戻り、快方に向かっているが、完治するまで静養を続ける。
(「オードリー」春日に続き若林もインフル感染)

インフルエンザとは


インフルエンザとは、A型(香港型H3N2・ソ連型H1N1)およびB型インフルエンザウイルスの感染による急性呼吸器感染症です(C型は小児期に感染し、呼吸器感染症の原因となる。ただし、明確な流行の形をとらない)。

1〜2日の潜伏期の後、突然の発熱(>38℃)、頭痛、全身の筋・関節痛などで発症し、鼻汁・鼻閉や咽頭痛、咳嗽などの呼吸器症状を呈します。

通常は、約1週間の経過で自然に軽快しますが、高齢者や慢性肺疾患などの基礎疾患をもつ患者では肺炎球菌やインフルエンザ桿菌などによる二次性の細菌性肺炎を、小児では中耳炎を合併する場合があります。乳幼児における急性脳症は予後不良(死亡率15〜30%)といわれています。

A、B型では、粒子表面に赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)が存在します。A型インフルエンザウイルスにはHA(赤血球凝集素)とNA(ノイラミニダーゼ)の変異が特に多く、年によって流行するウイルスの型はかなり異なります。そのため、A型は世界的に大流行が起こる可能性が高いと言われています。

インフルエンザの診断


インフルエンザの臨床経過としては、潜伏期 1〜2日後に悪寒、発熱、頭痛、腰痛、倦怠感など全身症状が突然発現し、呼吸器症状は若干遅れます。39〜40℃の発熱が 3〜5日持続し、急速に解熱しますが、倦怠感などが残ります。筋肉痛や関節痛、悪心・嘔吐、下痢、腹痛もあり、下気道への進展例は咳、痰、胸痛などが生じます。

身体診察としては、顔面紅潮、結膜充血、鼻咽頭粘膜発赤・腫脹、咽頭後壁リンパ濾胞腫大がみられます。通常は打聴診に異常はないですが、気道の細菌二次感染例では胸部ラ音が聴取されます。

検査所見としては、血液検査では白血球数やCRPは上昇しないことが多く、白血球数はむしろ減少傾向し、細菌二次感染例では増加します。

診断には抗原検出迅速診断キットがきわめて高感度で有用であるといわれています。ただ、偽陰性の場合もあるため、流行時期における特徴的な症状などから臨床的診断を行うこともあります。

また、膿性痰喀出、白血球数増加で細菌二次感染を疑い、細菌培養と薬物感受性検査を施行することもあります。

インフルエンザの治療


インフルエンザの治療としては、以下のようなものがあります。
インフルエンザの治療では、ノイラミニダーゼ阻害薬(タミフル、リレンザ)が用いられることもあります。インフルエンザA型・B型ともに有効で、罹病期間を短縮できるといわれています。アマンタジン(シンメトレル)はA型に対してのみ有効ですが、近年耐性化も進んでいます。

いずれも発症後48時間以内に投与開始する必要があります。タミフルは小児に対する適応が認められていますが、1歳未満の乳児に対する安全性は確立されていません。

また、タミフルの予防投与(1カプセル 7〜10日間)がインフルエンザ患者の同居家族や共同生活者で
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∨性呼吸器疾患患者または慢性心疾患患者
B綣媽疾患患者(糖尿病など)
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に対して行われることもあります(ただし、保険適応外)。今のところ、予防の基本はワクチン接種が良いのではないかと考えられます。

注意すべき点としては、解熱鎮痛薬を用いる場合は、Reye症候群や急性脳症との関連より、使ってはいけない薬があります。アスピリン(バファリン)やポンタール、ボルタレンは使用しない方が良いと考えられます。使用するのならば、アセトアミノフェンを用いるべきと言われています。

中耳炎や肺炎などの二次性細菌感染症に対しては、起炎菌や病態に応じた適切な抗菌薬を投与する必要があります。

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