女優・田中美奈子(42)が、5日付で開設した新ブログで第2子の出産を報告した。「先月12月16日、なんと3338gの元気でかわいい男の子を出産致しました〜待望の男の子が生まれ我が家は一姫二太郎、四人家族となりました」と、3338グラムのビッグベビーを授かったことを明かしている。

田中は、ブログ開設の初回エントリーで「本当にありがたいね〜と主人と二人、幸せを噛みしめています」と夫である俳優・岡田太郎と共に感動をわかち合ったと報告。さらに「これからアラフォーの身体に鞭打って子育てがんばりま〜す」と育児に励むとし、新ブログでは「子育てやファッション、コスメ、旅行、グルメ、時には政治そして哲学などなどその時々、私が気になっている事」を綴っていくという。
(田中美奈子が第2子出産を新ブログで報告)

高齢妊娠とは


高齢妊娠とは、世界産科婦人科連合(FIGO)によると「初産婦35歳以上、経産婦40歳以上」と定義されています。

日本では、従来は高齢初産の定義を30歳以上としてきましたが、1992年日本産科婦人科学会により、35歳以上の初産婦を高年初産婦とすることに変更されました。

こうした出産年齢の高齢化は、男女雇用の機会均等、離婚とそれに続く再婚、あるいは未婚の母など、さまざまな社会状況の変化に関連するとされています。米国などの欧米諸国に追随して、日本でも出産年齢の高齢化が進んでいると考えられます。

高齢妊娠の注意点


高齢妊娠の注意点としては、以下のようなものがあります。
高年妊娠において増加する妊娠合併症として、流産、早産、妊娠後期出血、妊娠高血圧症候群、手術分娩などが挙げられます。

妊娠高血圧症候群の発症率は初産婦、経産婦ともに40歳以上で増加、早産については30歳以上の初産婦で約1.5倍に増加するといわれています。また、前置胎盤、常位胎盤早期剥離も35歳以上で増加します。

さらに、母体の高齢化に伴って増加する偶発合併症として、高血圧、糖尿病が挙げられます。高血圧合併妊娠については、妊娠初期に拡張期圧100〜120mmHg以上の群では半数以上に妊娠高血圧症候群を発症するといわれています。また、糖尿病は35歳以上では20〜25歳に比較して、約5倍の高頻度に認められるとされており、明らかにリスクが高くなると考えられます。

母体、新生児の予後に関連の深い既往歴として、流早死産歴、頸管無力症の既往、妊娠高血圧症候群、低出生体重児出産歴、前置胎盤、糖尿病、子宮筋腫などは特に重要です。理学的所見では、血圧、脈拍測定、尿糖・尿蛋白検査だけでなく、肥満の有無にも十分留意した上で、妊娠・出産を行う必要があります。

このように、高年初産婦では妊娠合併症、妊娠偶発合併症の発生が増加するため、それら合併症を有するものでは帝王切開が選択される場合が多いです。

また、高齢化に伴って増加する肥満、前置胎盤による長期入院臥床、抗リン脂質抗体症候群などはいずれも血栓症のリスク因子です。これらリスク因子を有する例の術後管理にあたっては、弾性ストッキング、間欠的下肢空気圧迫法、低用量ヘパリン療法などによる積極的な血栓予防を行います。

田中さんのケースでは、大きな問題は起こらなかったようでなによりです。子育ては大変かと思われますが、是非ともご自愛なさりながら、お子さんと楽しく過ごして頂きたいと思われます。

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