NHKの日曜深夜のドラマ「祝女~shukujo~」でイイ味を出している。「祝女」はパイロット版を2度放送して視聴者から好評を受け、この1月から3月まで週1回、放送されることになった連続ドラマ。女性のホンネをおもしろおかしく描いたショート・オムニバスで、ともさかは身勝手な男に言いたい放題言いまくる、熱い“独身アラサー女"を演じている。

まだ30歳だが、小学6年で芸能界にデビューしたベテラン。初出演した連ドラ「素晴らしきかな人生」(フジテレビ)で演技に目覚め、“一生、女優を続けるんだ"という強い意志を持って女優業に取り組んできた。「お芝居をしている最中は正気じゃない」と言うほど演技に集中する。「祝女」のような軽いコメディーは、難なく演じられるだろう。

「『祝女』はセリフが多いので、苦労していますけどね(笑い)。あと、ネは負けず嫌いだから、女ばかりの現場は刺激が強すぎるかもしれない」(芸能ライター)

10代の頃、女優ばかりが出演するドラマに出て、拒食症に陥ったことがある。もともと繊細で、気分の上下が激しいともさかは、共演者がうまく立ち回り、自分を押し出す様子に“女のいやらしさ"を感じ、まいってしまったのだ。

しかし、拒食症など激しい症状からは立ち直った。相変わらず気分の上下は激しいものの、“それも女優らしさ"と受け入れられるようになったのだ。

立ち直ったのには、家族の支えが大きい。ともさかの父親は、渋谷に美容室を開業するヘアメークアーティスト。ともさかは父親の知り合いの芸能事務所社長にスカウトされ、芸能界入りした。ストレスや悩みをため込むと、父親がいい相談相手になってきた。事務所もデビュー以来、一度も変わっていない。理解者に囲まれているといえるだろう。

心配なのは、独り身であることだ。
03年4月、舞台で共演した、10歳上の舞台演出家兼俳優・河原雅彦と結婚し長男をもうけたが、08年12月、離婚した。以来、5歳の一人息子を育てながら、女優業に奮闘している。

「息子をとてもかわいがっていて、今は子育てに夢中です。息子が彼女の精神の安定に、ひと役買っているんですよ。器用な性格じゃないから、子育てに夢中な今は、オトコは必要ないんじゃないかな」(雑誌記者)

女友達もともさかの“精神安定剤"だ。ともさかは女友達が多く、ミュージシャンの椎名林檎もそのひとり。昨年6月、椎名から楽曲提供などの協力を受け、9年ぶりのニューアルバム「トリドリ。」を、ベスト盤と同時にリリースした。ライブ活動も希望しているという。ヤル気マンマンだ。

過去には女に苦しめられたが、今は女に救われている。おかしな方向に……いくわけない、か。
(この人物のオモテとウラ ともさかりえ)

摂食障害とは


摂食障害は拒食や過食といった、食行動のコントロールが困難となる疾患です。思春期の女性に多いといわれています(ですが、近年では若年例、高年例、男性例が増加しています)。神経性無食欲症(いわゆる拒食症)と神経性大食症(いわゆる過食症)の2つの病態に大きく分けられます。

神経性大食症(いわゆる過食症)の方は、短時間内(多くは夜間)に大量の食物をむちゃ食いする点に特徴があり、抑えがたい衝動によってむちゃ食いしてしまいます。また過食後も多くのケースでやせ願望や肥満恐怖があり、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用などがみられます。

ちなみに、極端な過食をしながら、自己誘発嘔吐や下剤,利尿薬乱用などの排出行為を伴うタイプと、運動によって体重増加を防ぐのみで排出行為のないタイプがあります。神経性大食症は肥満恐怖がありますが、極度の体重減少はない点が神経性無食欲症とは異なります。

神経性無食欲症と神経性大食症の両者は、正反対の病態のようにもみえますが、拒食症が過食症へと変遷したり、過食症が拒食症様の症状を呈したりします。両者は相互に移行したり重複したりし、連続性のある病態と考えられ、摂食障害として1つにまとめられます。両方とも、体重や体型によって自己評価が極端に左右されるという認知の歪みが認められる点で一致しています。

多食症(過食症)とは、食欲が異常に亢進し、大量の食物を摂取する状態を指します。食欲は、視床下部腹内側核の満腹中枢と外側核群の空腹中枢とのバランスによって調節されます。これら食欲中枢に対し神経情報のほかに、血中のグルコース、インスリン、遊離脂肪酸などが影響を与えます。

空腹中枢が興奮すると、そのインパルスが辺縁葉に送られ空腹感あるいは食欲が形成され、摂食行動をもたらします。その摂食行動の異常が、過食症につながっていきます。原因として精神疾患、糖尿病などの内分泌疾患、視床下部下垂体系の腫瘍などが問題になります。

神経性過食症(大食症)は、短時間内(多くは夜間)に大量の食物をむちゃ食いする点に特徴があり、むちゃ食い中はその衝動を抑えがたくなります。また、過食後も多くのケースでやせ願望や肥満恐怖があり、自己誘発性嘔吐や下剤の乱用などがみられることもあります。

診断としては、
A:無茶食いのエピソードの繰り返し、無茶食いのエピソードは以下の2つによって特徴づけられる。
 1)他とはっきり区別される時間の間に(例:1日の何時間でも2時間以内の間)、ほとんどの人が同じように食べる量よりも明らかに多い食物を食べること。
 2)そのエピソードの間は、食べることを制御できないという感覚(例:食べることをやめることができない、または、何を、またはどれほど多く食べているかを制御できないという感じ)。

B:体重の増加を防ぐために不適切な代償行為を繰り返す、例えば、自己誘発性嘔吐;下剤、利尿剤、浣腸、またはその他の薬剤の間違った使用;絶食;または過剰な運動。

C:無茶食いおよび不適切な代償行為はともに、平均して、少なくとも3ヶ月間にわたって週2回起こっている。

D:自己評価は、体型および体重の影響を過剰に受けている。

E:障害は、神経性無食欲症のエピソード期間中にのみ起こるものではない。

亜型分類
・排出型:現在の神経性大食症のエピソードの期間中、その人は定期的に自己誘発性嘔吐をする、または下剤、利尿剤、または浣腸の誤った使用をする。
・非排出型:現在の神経性大食症のエピソードの期間中、その人は、絶食または過剰な運動などの他の不適切な代償行為を行ったことがあるが定期的に自己誘発性嘔吐、または、下剤、利尿剤、または浣腸の誤った使用はしたことがない。

こうしたものが基準となります。

摂食障害の治療


摂食障害の治療としては、以下のようなものがあります。
まず、治療のゴールを体重の回復のように身体面の改善だけに置くのではなく、本人の自立を根気よく精神的に援助していく姿勢が望まれます。そして、治療は年の単位となるのが一般的で、患者さんだけでなく、周囲や治療者も焦らないようにする必要があります。

ただ、精神療法だけで治療することには限界があり、身体療法、家族療法、薬物療法、認知行動療法などの治療法を組み合わせて総合的に対処する必要があります。

精神療法としては、個人精神療法、集団精神療法(心理教育も含む)、家族療法などがあります。個人療法では、受容的・支持的な態度をしめすことが重要となります。体重が増えると自信や自己存在が大きく揺らぐ不安に共感していきます。一方で、認知行動療法を用いて、体重や体型、食事に対する歪んだ認知の修正をはかることも行います。

また、過食症ではうつ(二次的なうつと考えられているが)の合併があり、抑うつと強迫傾向が強い場合、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などを処方することもあります。

ともさかりえさんの場合、お子さんの存在が大きかったようです。精神的なサポートが得られ、状況が好転するといったこともあり、周囲の理解といったことが重要な疾患であると考えられます。

【本の紹介】
「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち
過食症や拒食症から立ち直った女性たちの記録です。彼女たちの気持ちがよく分かる内容であると思います。

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