DJやMC、VJなどマルチタレントとして活躍している鉄平(32)が22日、がんであることを、パーソナリティーをつとめるZIP-FM「ZIP HOT 100」の生放送で告白、所属事務所公式HPと自身のブログでも発表した。

公式HPによると、6月に受けた健康診断の結果、胸部に「原発不明がん」が見つかったという。9月より芸能活動を休止し、治療に専念する。ブログで、鉄平は「しばらく仕事を休ませてもらって治療に専念します 心配かけてすいません かたじけないです どうか心配し過ぎず健やかに鉄平の帰りをお待ちください 」とメッセージを寄せた。ブログの更新は続けるといい、「さびしくなったら見に来て下さい」と述べている。
(マルチタレントの鉄平、ブログでがんを公表)


「原発不明癌」とは、転移巣の腫瘍は認められますが、それがもともとどこから発生したのかがわからない癌を指します。

原発巣が小さい場合や、以前外科的に切除された臓器の中に癌が含まれていたにもかかわらず、癌とは診断されていなかったものが再発した場合など,種々の原因によって起こります。

「オカルト癌」と呼ばれることもあり、これは諸臓器転移巣による臨床症状が先行するために原発巣を検査したが発見されず、しかしその後に原発巣が判明した場合の原発巣をいいます。

具体的には、以下のようなケースがあります。
一般に小さい癌ですが、臨床的に発病初期には気づかれない進行癌が、実はオカルト癌であることも少なくないです。

原発巣が小さい癌の代表例としては、甲状腺癌と前立腺癌が挙げられます。また、以前は「潜在癌」などと呼ばれることもありましたが、用語の混乱を避けるため、かつて多用されたこの語は避けられるようになったようです。

まずはしっかりとどこが原発なのか精査し、治療を行っていただければ、と思われます。まだお若いこともあり、是非とも再びお元気な姿をみせていただきたいと思われます。

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