12件の研究(被験者9328人)を対象に、日焼けマシンと非黒色腫皮膚癌の関連をシステマティックレビューとメタ解析で検討。

日焼けマシン利用歴なしに対する利用歴ありの扁平上皮癌および基底細胞癌の要約相対リスクは1.67、1.29だった。25歳以下の相対リスクは扁平上皮癌2.02、基底細胞癌1.40とより強い関連が見られた。
(Indoor tanning and non-melanoma skin cancer: systematic review and meta-analysis)

皮膚癌とは


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皮膚悪性腫瘍は、悪性黒色腫(メラノーマ)と非黒色腫性とに大別されます。
悪性黒色腫(メラノーマ)とは、メラニン色素を作る細胞であるメラノサイトが癌化によって生じる悪性腫瘍です。多くは黒褐色の病変として皮膚に生じてきます。ホクロと似た形状であるため、放置や診断において見逃されるケースもあります。

発生様式としては、正常メラノサイトが直接癌化する場合と、既存の異型母斑(dysplastic nevus)、色素細胞性母斑が癌化する場合と、2つの過程を経て生ずる可能性があります。早期より血行性リンパ行性転移を起こし、極めて予後の悪い癌です。

国内で年間1,500人〜2,000人が発症し、転移すると90%が5年以内に死に至るといわれており、転移を生じやすく、きわめて悪性度の高い腫瘍であることが分かるかと思われます。発生頻度は人種差が大きく、人口10万に対して白人10〜20、日本人1〜2、黒人1以下と、かなりの開きがあります。

頻度としては、世界的に増加傾向が著しいがんの1つであるといわれています。その誘因の1つに、過度の紫外線照射が挙げられています。ちなみに、皮膚以外にも口腔・鼻腔粘膜、脈絡膜、脳軟膜からも発生します。

病型は、悪性黒子型、表在拡大型、結節型、末端黒子型の4型があり、粘膜型を区別することもあります。日本人では掌蹠、爪甲部の末端黒子型が40%を占めていますが、最近体幹や下腿に発症する表在拡大型が増加傾向にあります(白人では体幹や四肢に好発し、表在拡大型が大多数を占める)。

非悪性黒色腫の皮膚悪性腫瘍としては、以下のようなものがあります。
非悪性黒色腫の皮膚悪性腫瘍では、有棘細胞癌、基底細胞癌、Merkel細胞癌および表皮内癌であるBowen病、Paget病が重要となります。

有棘細胞癌は、高齢者の日光露出部(顔面・手背)に生じ角化性病変を呈する老人性角化腫、熱傷瘢痕部潰瘍、慢性放射性皮膚症病変部などに続発した腫瘤や潰瘍です。ニオイが特徴的であるといわれています。

基底細胞癌は、下眼瞼下、鼻部、上口唇の中央部潰瘍を黒い小結節が取り囲む腫瘤となっています。黒色(85%)が特徴的といわれています。

Merkel細胞癌は、高齢者の頬・上眼瞼に好発する隆起性腫瘤です。紅色が特徴であるといわれています。

Bowen病は、境界鮮明な紅斑角化あるいはびらんを呈します。ステロイド外用に反応しない湿疹病変はBowen病を考えます。腫瘤が生じたら癌化を考慮します。

Paget病は、乳房・外陰・肛囲などの紅斑、びらん局面となります。湿潤となっているのが特徴です。腫瘤発生は癌化を考慮します。

治療としては、以下の様なものがあります。

治療としては、病期0〜靴任△譴亞芦陛療法が原則です。
悪性黒子型や末端黒子型は臨床的に色素斑の境界がしばしば不明瞭なので、局所再発の頻度がほかの病型に比べ高いといわれています。故に、切除標本で組織学的に異型メラノサイトの範囲を確認することが重要です。

また、メラノーマは根治的外科手術を行っても再発や転移率が高いことから、術後補助療法(いわゆるアジュバント療法)を行うことが一般的です。遠隔転移を起こした進行期メラノーマの予後はきわめて不良であり、現時点では化学療法が中心です。

病期0(表皮内病変)では、病巣辺縁から5 mm〜1 cm離して皮下脂肪織深層で切除します。病期I(TT≦2 mm)では、病巣辺縁から1〜2 cm離して皮下脂肪織深層または浅在性筋膜まで切除します。

病期II(2mm<TTまたは1<TT≦2mmでも潰瘍化を伴うもの)では、病巣辺縁から2〜3 cm離して浅在性筋膜まで切除します。術後補助療法としてインターフェロンβ(フエロン)の局注を施行することがあります。TTが4 mm超の場合はDAV-フエロン療法を施行します。

病期(所属リンパ節転移)では、原発巣切除および根治的リンパ節郭清術を施行します。原発巣は辺縁から3 cm離します。術後補助療法としてDAV-フエロン療法が頻用されています。しかしながら、DAVによる2次発癌の可能性もあるため、高齢者には施行しないなどの慎重な適応選択が必要となります。

病期IV(遠隔転移)では、原則として化学療法が主体となります。しかしながら、限局性で非進行性の肺転移病変などでは延命効果を期待して転移巣切除が行われることもあります。

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