重複癌でお亡くなりになる−本多知恵子さん

「キテレツ大百科」のみよちゃん役などで知られる声優の本多知恵子さんが18日、多発性がんのために死去したことが明らかになった。49歳だった。所属事務所の青二プロダクションが発表した。

所属事務所は22日、本多さんの死去をオフィシャルサイトで発表。「弊社所属俳優 本多知恵子が、通院加療中のところ薬石効なく　多発性ガンの為　平成25年2月18日 永眠致しました」とのこと。本多さんのオフィシャルブログは昨年12月31日を最後に更新されていなかった。

本多さんは「機動戦士ガンダムZZ」のエルピー・プル、「キテレツ大百科」のみよちゃん（野々花みよ子）を演じていたことで知られる声優。「地獄先生ぬ〜べ〜」で共演した声優の置鮎龍太郎は訃報に触れ、「『ぬ〜べ〜』では、いずな役でご一緒させていただきました。昨年末に青ニに加入され新年会でもお会いしたばかりだったのに。残念でなりません。本多知恵子さん、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と哀悼の意を表している。
(声優・本多知恵子さんが死去　「ガンダムZZ」「キテレツ大百科」などに出演)

重複癌とは

複数の癌が発見された場合、その呼び方は様々となっています。「多発性ガン」と上記では記載されていますが、どのような状態であったのか、その詳細は上記公式HPなどでは記載されていませんでした。

恐らく、複数の臓器で癌が発見されたため、このような呼び名で公表されたのではないか、と考えられます。そうすると、重複癌と呼ぶべきであると考えられるため、本記事ではタイトルで重複癌と記載しました。それぞれの定義につきましては、以下のようなものです。

・重複癌
複数の原発癌が、複数の異なる臓器に、同時性または異時性に独立して発生したものを重複癌と言います(例：肺癌と胃癌を同時に発症した場合など)。また、狭義では、2つの原発癌が発生した場合に限定し、3つ以上の原発癌が発生した場合は多重癌ということがあります。

・多発癌
複数の同一組織型の原発巣が、同一臓器内に存在する場合を多発癌といいます。

・多重癌
複数の原発癌が、同一臓器内あるいは複数の異種臓器に、それぞれ独立して発生した場合をいいます。
1) それぞれの腫瘍が明確な悪性像を示す。
2) 性質、種類、発生部位などが異なった別個の腫瘍である。
3) 一方が他方の転移でない
という、この3条件が基準となることが多いです。狭義では、2つの原発癌が異なる臓器に発生する重複癌に対して、3つ以上の原発癌が異なる臓器に発生した場合を指します。なお、重複癌と多発癌を合わせて多重癌ということがあります。

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