お笑い芸人のスギちゃんが5日、2日前から悩まされているお尻のかゆみとブツブツは「毛虫皮膚炎」だったとオフィシャルブログで明かした。スギちゃんのWILD100 [DVD]

3日付のブログ記事で、ロケ先のトイレを使ったら「何かお尻が痒かった」というスギちゃんは、その日入浴した際に、お尻の便座に触れた部分が荒れてブツブツになっていたことを発見したと報告。4日付のブログでは、ブツブツがさらに広がり「もお限界だぁ」という段階まできてしまったことを明かし、5日に皮膚科を受診すると宣言していた。

そして5日にブログを更新したスギちゃんは「やはり 毛虫皮膚炎だったぜぇ」と診断結果を報告。便座に毛虫がいなくても、毛虫のはった後には毛が残っていて、そこに座るだけでも皮膚炎になってしまうことを教えられたという。「皆さんも外のトイレの便座には気をつけようだぜぇ^_^」とファンに注意喚起している。

一般に毛虫皮膚炎の症状は夏場によくみられるもので、皮膚に赤いブツブツがたくさん現れてチクチクした痛みや強いかゆみを伴い、治るまでには1〜2週間を要するといわれている。スギちゃんももうしばらくかゆみに悩まされることになりそうだ。
(スギちゃん、毛虫皮膚炎に)

毛中皮膚炎とは


毛中皮膚炎は、毒蛾皮膚炎ともいい、 ドクガ、チャドクガ、モンシロドクガなどの幼虫あるいは成虫によって起こります。強い痒みのある浮腫性の紅色丘疹〜漿液性丘疹(ブツブツ)が多発します。

毛虫の幼虫のからだには50~100万本以上もある微細な毒針毛があり、それが皮膚に触れることにより皮膚炎を生じます。ただ、毒針毛は幼虫ばかりでなく脱皮殻、サナギ、成虫、卵にも付着しているので注意が必要です。

幼虫は主にチャ、ツバキ、サザンカなどの庭木にいることが多いです。高齢の方は庭木や植木の手入れなどを行う際、お子さんはそれらの樹の下で遊んでいるときに発症しやすいです。夏場に多いことも特徴です。

発疹は1~2日後にさらに症状が強くなることが多く、治るまでに1~2 週間掛かります。

毛中皮膚炎の治療


発症直後では、流水で十分に流し、衣服にも毒針毛が付着していることもあるので、衣服をよく洗うことも必要です。
 
さらに、毛虫皮膚炎は大変痒いのが特徴で、治療にはステロイド剤の外用や、抗ヒスタミン剤などの痒み止めの内服も行うこともあります。

今の時期、発症しやすいため、毛中皮膚炎にはお気をつけください。

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