先月下旬から金属アレルギーで皮膚の炎症に悩んでいると明かしていた放送作家の鈴木おさむが11日、自身のツイッターなどで病名が「自家感作性皮膚炎」であったことを報告した。ブスの瞳に恋してる

鈴木は、大きな病院で検査をしてもらったといい、「ようやく病名わかる。自家感作性皮膚炎というものがかなりひどくなってて、もうちょいで入院治療!」と報告。ファンや関係者に向けて「今日、わかって良かったです。お騒がせしました!」と綴っている。

病状については「ようはお腹の金属アレルギーがかなりひどくなり、それをおさえると同時に、全身に広がる。かなりかゆく、たち悪く、かなりつらいものと説明を受けました」と紹介した。

先月27日付のブログで「大炎症?」と題し、「金属アレルギーが悪化してお腹全体に広がりとんでもない状況に!掻いちゃいけないと思っていても、寝てる時に掻いちゃうんだよな」と苦悩を告白。今回、ようやく病名がわかり「説明を聞き、ネットで調べたりしたのですが、これです!すべての状況がピタリとハマりました」とひとまず安堵。完治に1ヶ月ほどかかることには驚きつつも「薬を飲みながら、ちょっとゆっくり仕事をしよう!」と決意をみせている。
(鈴木おさむ、炎症の原因ついに判明「自家感作性皮膚炎」)

自家感作性皮膚炎とは


自家感作性皮膚炎とは、貨幣状湿疹(10円硬貨くらいの大きさの湿疹がいくつも現れ、強いかゆみを伴います。金属アレルギーや皮膚の乾燥などが原因となります)や、その他の湿疹病変が急性増悪した状態です。

全身に強いかゆみを伴う漿液性丘疹、浮腫性紅斑、小水疱などが撒布性に出現することがあります。原発巣での組織崩壊物や、病原体などが血行性にアレルギー反応を誘導するためと考えられていますが、詳しい機序は明らかではありません。

治療抵抗性、あるいは不適切な治療を行っていた貨幣状湿疹、うっ滞性皮膚炎、下腿潰瘍、熱傷、接触皮膚炎にしばしば合併すると言われています。病変部に塗布していた薬剤のパッチテストなどを行い、原因を明らかにします。原発巣である難治性の湿潤性病変と撒布疹の存在から診断されます。

自家感作性皮膚炎の治療


治療としては、以下の様なものがあります。
原発巣に関しては、消毒剤の使用を中止し、水洗いのみとします。局所外用剤、特に抗生物質の含有されている軟膏はしばしばそれが接触皮膚炎の原因となる可能性があるため、使用を控えます。

周りの湿疹に関しては、ステロイド外用剤で加療できます。また、抗ヒスタミン剤内服や、重症例ではステロイド内服などを行います。

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