無菌性髄膜炎症候群のため入院中のタレント・辻希美が29日、入院後初めて自身のブログを更新。「私は大分回復に向かっています」と現状を報告するとともに「ただ…少し色んな壁にぶつかってしまって…大変な事もあったり、私自身少し凹んだり。。。」と胸の内を綴った。

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辻は22日夜に体調不良を訴え救急外来を受診、24日に所属事務所より病状と入院が発表された。入院後は家族の見舞いに励まされたと明かし「凄く元気が出ました。ノアとセイとソラの笑顔に私も笑顔をもらい…ノアからのこのプレゼント」と、イラスト入りの手紙を写真付きで紹介した。

現在は「頭の痛みも減り、やっとご飯も少しずつ食べれるようになったので、ゆっくり起き上がって…そして歩いてみようかなって思っています!!」と辻。「皆さん…ご心配お掛けして本当に申し訳ありませんでした…。。。そして私が入院している間…子供達の事を見てくれているママやパパやたぁくんやお義母さんやお姉ちゃん家族に、本当に申し訳ない気持ち…感謝の気持ちでいっぱいです」とファンや家族、友人らに深謝し「早く退院しなくちゃね!!そして早く子供達を抱っこしたいな」と意欲的にコメントしている。
(入院中の辻希美、ブログで心境報告「少し色んな壁にぶつかった」)

無菌性髄膜炎症候群とは


無菌性髄膜炎とは、髄膜刺激症状(発熱、頭痛、嘔吐、項部硬直と呼ばれるうなじの辺りが固くなる症状など)がみられ、髄液に細胞増加を認めるが、病原細菌が証明されないものの総称です。

多くはウイルスによりますが、時に免疫グロブリン製剤などの化学物質によるもの、川崎病などの炎症に伴うものもあります。ウイルスの場合はエンテロウイルス属(エコー、コクサッキー、エンテロウイルス)、ムンプスウイルスの頻度が高いと言われています。

無菌性髄膜炎症候群の治療


無菌性髄膜炎症候群の治療としては、以下の様なものがあります。
基本的には対症療法が主体で、入院し安静を保ち、脱水の改善を目的として点滴を行ったりします。

検査目的ですが、腰椎穿刺による髄液の排除は、頭痛・嘔吐の軽減をもたらすことが多いです。ただ、腰椎穿刺後には腰痛を数日間訴えることがあり、注意が必要です。
 
化膿性髄膜炎との鑑別が困難な場合は,診断が確定するまで化膿性髄膜炎として、抗生物質の静注治療を行います。脳炎を合併した場合には、脳圧降下薬や合併する痙攣に対して抗痙攣薬が必要な時もあります。

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