お笑いコンビ・カラテカの入江慎也が左足首の変形性関節症のため、都内の病院に入院し、手術を受けていたことが8日、明らかになった。

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所属事務所によると、「以前から左足首に慢性的な痛みがあった」といい、「蓄積による病状の悪化で、今回手術をすることになった」という。手術はすでに終えており「軟骨に損傷があり、手術(鏡視下関節固定術)で左足首にボルトを3本入れた」としている。また、12日までは入院する予定。

本人も同日付のブログで「以前から痛かった足首。ずっと痛かったのですが、かばいながら仕事をしてきました。かなり痛くなってきた為、手術をすることにしました」と報告し、「五日ぐらいの入院で退院できるのでよかったです」と心境を綴っていた。

入江は、今年5月にも都内で行われたイベント中に階段でコケて打撲し、全治2週間のけがをしている。
(カラテカ入江、変形性関節症で手術&入院 左足首にボルト3本入れる)

変形性足関節症とは


変形性足関節症とは、老年者や足関節の脱臼骨折後によくみられる足関節の変形性関節症で、関節軟骨の変性を特徴とします。関節軟骨は軟化、摩耗、菲薄化し、軟骨下骨の硬化と辺縁部の骨棘形成を伴います。

原因は、足関節の脱臼骨折や距骨骨折後の滑車部無腐性壊死、靱帯損傷、化膿性関節炎など原疾患のある続発性のものと、明らかな原疾患のない特発性のものがあります。

症状としては、疼痛と関節水腫(関節に水が貯まります)に始まり、関節可動域の減少(動かしづらくなります)、関節の内外反変形を生じ、疼痛のため歩行障害を起こします。

変形性足関節症の治療


変形性足関節症の治療としては、まず保存的な治療を考慮します。体重の減少、歩行距離の短縮、労働の軽減が基本です。足関節最大背屈時に疼痛を生じるので、ロッカーボトムの靴や足関節の軟性固定装具、内外反変形の楔状足底板を使用します。痛み止めの外用や内服と、水溶性ステロイド剤と局麻剤やヒアルロン酸製剤の関節内注入を行います。

手術療法も行われ、足関節の関節固定術が主体です。初期には、原因となるアライメントの不整に対して内外反矯正骨切り術、関節不安定性に対して外側靱帯再建術、関節面の不整に対して再接合術を骨棘切除と関節内デブリドマン、関節授動術と併せて施行することもあります。人工関節の成績は必ずしもよくないので,適応は活動性が低い症例に限定されます。

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