3年前にほとんど知らない男性に自分の腎臓を提供する約束をした女性が、今月12日にこの男性と結婚して話題となっています(He got a kidney, she got a new last name)。



チェルシー・クレアさんとカイル・フレーリッヒ氏が初めて出会ったのは、2009年に開催された自動車展示会の会場で、二人は当時22歳と19歳。その際にフレーリッヒ氏の病気を知ったクレアさんは、自分の腎臓を一つ提供すると申し出たそうです。

カイルさんは、腎疾患を患っており、担当医師は「高校卒業時に亡くなってしまうだろう」と思っていたそうです(いくつかニュースサイトをあたってみましたが、疾患名は明らかでありませんでした)。
その後必要な検査が行われ、クレアさんの腎臓はフレーリッヒさんにほぼ完璧に適合することが分かったとのことです。ところが…やはりチェルシーさんは実際の手術の様子を見たりすると、母親は反対したそうです。ですが、チェルシーさんは「提供する」と意思は変わらなかったそうです。

クレアさんがどうしてここまで献身的にドナーになることを選んだのかというと、亡くなった父親のことがあったからだそうです。父親が、骨髄移植のドナーを発見することができずに亡くなってしまった…そのため、彼女はフレーリッヒさんの命を救うことを選んだようです。

手術は無事成功し、二人は12日に出会った自動車展示会の会場で結婚式を挙げたそうです。

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