「腰痛などでシップを貼ろうとしたときに、シップ同士が貼り付いたりしてくしゃくしゃになってしまう。上手く貼れない。どうにかして欲しい」という苦情をもとに、開発されたシップがあるそうです。

同仁医薬化工は、消炎鎮痛薬のジクロフェナク製剤の新剤形を日本で初めて開発した医薬品メーカーです。このメーカーは、ボルタレンEX、ジクロテクトPROというシップ薬を出しています。こちらは、「貼り損じ防止機能」というものが大きな売りとしています。

ボルタレンEXテープ 21枚
【第2類医薬品】ボルタレンEXテープ 21枚

そもそも、シップ薬がお互いに貼り付いてしまって上手く剥がれないのは、膏体が布に浸み込み、肌に触れる粘着面に凹凸ができてしまっていたからだそうです。

そのデコボコ構造の凸の部分が、点で接着する表面構造になっていると、点で接着した場合、引っ張ると接着部に強く力がかかり、皮膚の表皮細胞を剥がすだけでなく、膏体同士がくっついたときに表面の形状が崩れてしまっていたのだそうです。
このデコボコをできるかぎり無くすことで、シップ同士の貼り付きなどを少なくしたそうです。

貼り付く部分の膏体は、配合する成分のさじ加減で粘性、弾性が大きく変わるそうです。また、混合する際の温度、混ぜる速度、時間などによっても、全然違う性質になるということなので、こうしたところを工夫することで、貼りやすいシップを作り上げたようです。

シップを貼るときにいらいらを感じている方は、このような商品を使ってみてはいかがでしょうか。

【第2類医薬品】ボルタレンEXテープ 21枚
【第2類医薬品】ボルタレンEXテープ 21枚
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